先週の6月28日金曜日に毎年恒例の環境科学院ジンギスカンパーティーが開催されました。心配された天気もなんとか持ち堪え、にぎやかなパーティーとなりました。
生態遺伝学コースの学生さん。
ちょうど当日、出張講義に来ていた、幌延地圏環境研究所の上野さんも参加されていました。
上野さんにはバクテリアの嫌気培養で大変お世話になっているのでした。
Biology of polyunsaturated fatty acids
先週の6月28日金曜日に毎年恒例の環境科学院ジンギスカンパーティーが開催されました。心配された天気もなんとか持ち堪え、にぎやかなパーティーとなりました。
生態遺伝学コースの学生さん。
ちょうど当日、出張講義に来ていた、幌延地圏環境研究所の上野さんも参加されていました。
上野さんにはバクテリアの嫌気培養で大変お世話になっているのでした。
北海道大学は街中にありながら、緑が豊かだ。今はサツキ( Rhododendron indicum )が見頃である。
バクテリアを培養する。フラスコに培地を入れ、バクテリアのコロニーを爪楊枝でつついて、爪楊枝ごとフラスコに入れる。
Figure 1: バクテリアの植菌
振盪機で培地を攪拌しながら30℃で1日ほど培養する。
バクテリアが増殖すると培地が濁ってくる。
Figure 2: バクテリアの増殖によって濁った培養液
バクテリアがどれくらい増えたかは、培養液の濁り具合(濁度)を測定する。濁度は、分光光度計を使い、培養液に600nmの波長の光をあてて、光がどれくらい吸収され弱まるかで計測する。
Figure 3: 分光光度計で培養液の濁度を測定する
微生物の培養するときは、栄養豊富な培地に微生物を加えて育てる。そのとき、空気中を漂う、あるいは手についているバクテリアやカビなどの、目的の微生物以外の生物が混入しないようにしなければならない。私たちは混入することをコンタミ(英語の contamination のこと)と呼ぶが、微生物や培養細胞を扱うときはコンタミしないようにクリーンベンチあるいは安全キャビネットの中で作業する。クリーンベンチの中の空気は特殊なフィルターを通してあり、また、前面の作業用のガラス扉の内側には常に下向きの風が吹いてエアーカーテンとなっていて外からのコンタミを防いでいる。 そして、作業する前は、手を石鹸で洗った後、消毒液で消毒する。使い捨てのゴム手袋をすることもある。
Figure 1: クリーンベンチ
自宅で咲いていたバイカウツギ(Philadelphus satsumi)を研究室の共用スペースに飾りました。
学生実習で使うショウジョウバエを飼育しているので、月に1、2度、餌を作っている。 餌には、コーングリッツに小麦胚芽、ドライイースト、砂糖が入っていて、寒天で固まるようにしてある。 加熱加圧して滅菌した飼育用の牛乳ビンに種落しで煮溶かした餌を注ぎ、綿を晒でくるんだ綿栓で塞いで、できあがり。
EPAやDHAの含量を測定するために、酸を含むメタノールと脂質を反応させて、脂肪酸メチルに変換してから(メタノリシスと呼ぶ)、ガスクロマトグラフィーで分析、定量する。 凍結乾燥した細胞に10%塩化アセチルのメタノール溶液を加え、100℃で1時間、加熱する。
合成された脂肪酸メチルをヘキサンで抽出する。
窒素ガスを吹き付けながら加温し、溶媒であるヘキサンを揮発させ、脂肪酸メチルを濃縮する。
抽出、濃縮した脂肪酸メチルをガスクロマトグラフィーで分析する。
含まれている脂肪酸メチルの種類に応じて決ったピークが検出される。
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