クリーンベンチ

微生物の培養するときは、栄養豊富な培地に微生物を加えて育てる。そのとき、空気中を漂う、あるいは手についているバクテリアやカビなどの、目的の微生物以外の生物が混入しないようにしなければならない。私たちは混入することをコンタミ(英語の contamination のこと)と呼ぶが、微生物や培養細胞を扱うときはコンタミしないようにクリーンベンチあるいは安全キャビネットの中で作業する。クリーンベンチの中の空気は特殊なフィルターを通してあり、また、前面の作業用のガラス扉の内側には常に下向きの風が吹いてエアーカーテンとなっていて外からのコンタミを防いでいる。 そして、作業する前は、手を石鹸で洗った後、消毒液で消毒する。使い捨てのゴム手袋をすることもある。

2019-06-26 12-10-16-1.JPG

Figure 1: クリーンベンチ