コナカイガラムシ

フチベニベンケイに何か白いものがたくさん付いていることに気づきました。よく見ると、何かの虫が寄生しているようで、さらに顕微鏡で観察してみると、どうもコナカイガラムシのようです。英語でもmealybug(mealyとは粉状の、粉を吹いた、という意味)と呼ばれ、その名のとおり、体は白い蝋状の分泌物で覆われいます。園芸や農業関係者からは忌み嫌われる害虫です。

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Figure 1: フチベニベンケイに寄生するコナカイガラムシ

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Figure 2: コナガイガラムシの拡大写真

ケブカスズメバチ

私のいる部屋は8階と高いので、窓を開けていると、いろいろな昆虫がときたま入ってくる。今朝は、廊下の窓の下にスズメバチが死んでいた。リフレッシュスペースには、まだ生きているスズメバチがいたので捕獲。いつもお世話になっている「札幌の昆虫」で調べる。複眼の周囲が黒く、剛毛が密生していて、腹部の黄色帯中に黒色斑点がある。ケブカスズメバチ(Vespa simillima)だ。名前の由来のとおり、頭部から腹部にかけて背側に毛が生えていて、特に胸部は毛深い。

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