昨日は「英語で学ぶ生物学」の担当日だった。
生物学の英語の教科書を読みながら、科学英語と生物学を両方を学ぼうという演習で、ひとりずつ読んでは訳していくスタイルだ。
ただ、それではなんだか楽しそうではないので、私の担当する回では、4〜5人のグループで、よくわからないところはグループ内で話し合いながら理解を深めていってもらっている。
それと、訳するときは、返り読みしないようにし、なるべく英語の語順のまま日本語に置き換えていく。ただし、チャンク(句のひとまとまり)は日本語の語順にしてもよい。
なぜ、このような訳し方を練習するのかというと、英語を耳で聞くときは、もちろん英語の語順のまま流れてくるわけで、その語順のまま理解していく必要があるからだ。英語話者は当然、英語の語順で理解しているわけだし。
また、英語は語順のことば、配置のことばといわれているとおり、語順によって意味、内容が表現されている。その点、日本語は語順はかなり自由に動かすことができる。
語順のとおりに訳していく練習が英語の上達に役立つかどうかは知らない。しかし、語順を意識することで文を早く理解でき、文章を早く沢山読めるようになるのではないだろうか。英文を読むときは頭の中でいちいち正しい日本語の文にする必要はなく、読んだ端から理解していけるようになればよい。