北海道大学 大学院 環境科学院 生物圏科学専攻

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1学期集中講義 「森林圏科学特論 III」の開講について

本科目は実習形式で行われる集中講義です。4月20日~23日に開講いたします。

本講義では森林動物の生態学について扱います。
・ 小型哺乳類、大型哺乳類などの野外調査を実体験します。
・ 森林河川性の魚類の採捕や胃内容物調査を行います。
・ 動物―植物相互作用、生物多様性などのデータ分析に取り組みます。
・ 分析結果についてまとめ、プレゼンテーションを行います。

感染防止の観点から

  1. 日帰りにて行うフィールド実習(4月20日・火 1日間 苫小牧研究林)
  2. オンラインでの演習(4月22日・木、23日・金 2日間)

を組み合わせて行います。そのすべてを受講することが必要です。

履修を希望される方は、4月9日(金)までにEmailにてお申込みください。
申込先:内海 俊介 utsumi[at]fsc.hokudai.ac.jp  ※[at]を@に変更


★ 感染防止のため、申込多数の場合は人数を制限することがあります。

最大15名程度(メール先着順)。

★ 担当教員:揚妻 直樹・ 岸田 治・ 森田 健太郎・ 内海 俊介

令和3年度博士論文題目

【6月修了】
<植物生態学コース>
ヴェグ レア (Végh Lea)
Evaluating the impacts of disturbance scale, management history, and stochastic effects on succession by remote sensing and field surveys
(リモートセンシングおよび野外調査による撹乱規模、管理履歴、確率事象が遷移に与える影響の評価)

 <耕地圏科学コース>
GUO Zhihui (郭 志慧)
Characterization of photoperiodic genes Ghd8 and Ghd7 on flowering time regulation in a mini-core collection of Miscanthus sinensis
(ミニコアコレクションを用いたススキにおける開花期制御に関する日長遺伝子Ghd8Ghd7の特徴づけ)

<分子生物学コース>
廣口 覚彦 Akihiko Hiroguchi
Molecular genetic studies on Transmembrane Nine 1 for rhamnogalacturonan II deposition in Arabidopsis thaliana
(ラムノガラクツロナンII合成におけるシロイヌナズナTransmembrane Nine 1の分子遺伝学的研究)

【3月修了】
<水圏生物学コース>
與那嶺 里菜
Studies on cell wall structure during morphological changes in brown algae
(褐藻の形態形成に伴う細胞壁構造の変化に関する研究)

伊藤(阿部) 美菜子
Variation in phenology, biological traits, and associated epifaunal community between native and non-native populations of the seagrass Zostera japonica
(海草コアマモの在来集団と移入集団の間における季節性、形質、葉上動物群集の変異)

<耕地圏科学コース>
長野 宏則
イネ科植物におけるシークエンス情報からみた自然変異と作物育種への利用
(Natural variations from sequence information in the family Poaceae, and their utilization for crop breeding)

中野 有紗
Establishment and application of endosperm culture systems to produce polyploid plants in Amaryllidaceae
(ヒガンバナ科植物における倍数体作出を目的とした胚乳培養系の開発と応用に関する研究)

<動物生態学コース>
富田 幹次 Kanji Tomita
Causes and consequences of animal behavior changes in a humanmodified world: A case study of brown bear digging for cicada nymphs
(人為環境改変下での動物行動の変化の原因と帰結:ヒグマによるセミ幼虫の捕食行動を例に)

Ayer Christopher Gardner
Ecological study of the micropredator, Taimenobdella amurensis , a piscivorous leech: filling the gap between predation and parasitism
(魚類捕食性エゾビルの生態学的研究:捕食と寄生の間を埋めるマイクロプレデーション)

令和2年度博士論文題目

【6月修了】
<多様性生物学コース>
柴田 あかり 
Maintenance mechanism of gynodioecy in a summer-deciduous shrub, Daphne jezoensis
(夏期落葉性低木ナニワズにおける雌性両全性異株の維持機構)

【12月修了】
<分子生物学コース>
大木 海平 (H20年度 環境科学院修士卒)
Microbial ecology of human gut bifidobacteria and lactobacilli: their taxonomy and behavior
(ヒト腸内Bifidobacterium属およびLactobacillus属細菌の微生物生態学:その分類と挙動)

【3月修了】
<多様性生物学コース>
和久井 彬実
Ecotypic differentiation of northern plant species in mid-latitudes: the mechanisms of population maintenance in two ericaceous alpine species in northern Japan
(中緯度地域における北方植物の生態型変異:ツツジ科高山植物2種の北日本における個体群維持機構)


<生態遺伝学コース>
内田 葉子
Studies on reproductive compensations of host plant against floral herbivore -Interspecific relationship between Phengaris teleius and Sanguisorba tennuifolia var. alba-
(花食者に対する宿主植物の繁殖補償に関する研究 ーゴマシジミとナガボノシロワレモコウの種間関係ー)

福冨 雄一  
Analysis of gene network for color pattern formation and the mechanism of the prepattern determination in Drosophila guttifera
(ミズタマショウジョウバエを用いた模様形成遺伝子ネットワークとプレパターン決定機構の解析)

〈分子生物学コース〉
Khairina, Yeni
Trials to enhance the production yield of a duckweed, Lemna gibba, in food factory wastewater utilizing indigenous bacteria
(食品工場排水における ウキクサ植物Lemna gibbaの土着細菌を活用した生産収率向上の試み)

<動物生態学コース>
Jason Lee Anders
Effects of dietary shift and altered helminth infection on the gut microbiota of two sympatric rodents in urban environments
(都市化にともなう食性と寄生虫相の改変が同所的に生息する齧歯類の腸内細菌叢に及ぼす影響)

〈水圏生物学コース〉
申 元
Morphological dynamics and behavior of mitochondria through the life cycle of the brown alga, Mutimo cylindricus
(褐藻ムチモにおける生活環を通したミトコンドリアの形態と挙動に関する研究)

難波 瑞穂
The effect of salinity gradient on ecosystem functions and biodiversity of eelgrass (Zostera marina) bed communities
(アマモ場生物群集の生態系機能と生物多様性に対する塩分勾配の効果)

〈耕地圏科学コース〉
Yufita Dwi Chinta
Studies on properties of microorganisms in bulk and rhizosphere soils following the application of cover crops
(緑肥施用土壌の根域および根圏における微生物特性に関する研究)

田中 静幸
Studies on the onion cropping type for realizing the early shipment in northeastern Hokkaido
(北海道北東部におけるタマネギの早期出荷作型の確立に関する研究)

【生物圏科学専攻】学位論文審査会のご案内 Ph.D. defense in the division of Biosphere Science

3月修了予定者の学位論文審査会を下記のとおり行いますので、ご参集の程よろしくお願いいたします。(オンライン配信のZoom接続先はメールにてお知らせいたします。)

※環境科学院所属以外の方が視聴ご希望の場合は専攻事務へお申し出願います

bio-senko[at]ees.hokudai.ac.jp ([at]を@に変更)

【生物圏科学専攻・学位論文審査会】——————————————————–

■日時:1/22(金)13:00~ 

  会場:環境科学院D201(Zoomオンライン配信あり)

  発表者:福冨 雄一

  論文題目:Analysis of gene network for color pattern formation and the mechanism of the prepattern determination in Drosophila guttifera

  (ミズタマショウジョウバエを用いた模様形成遺伝子ネットワークとプレパターン決定機構の解析)

  主査:准教授 越川 滋行

  副査:教授 大原 雅、教授 鈴木 仁、准教授 加藤 徹(大学院理学研究院)

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■日時:1/22(金)15:00~ 

  会場:Zoomオンライン発表

  発表者:申 元

  論文題目:Morphological dynamics and behavior of mitochondria through the life cycle of the brown alga, Mutimo cylindricus

  (褐藻ムチモにおける生活環を通したミトコンドリアの形態と挙動に関する研究)

  主査:教授 長里 千香子

  副査:教授 山羽 悦郎、教授 星野 洋一郎、教授 小亀 一弘(大学院理学研究院)

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■日時:1/25(月)10:00~ 

  会場:環境科学院D101(Zoomオンライン配信あり)

  発表者:内田 葉子

  論文題目:Studies on reproductive compensations of host plant against floral herbivore -Interspecific relationship between Phengaris teleius and Sanguisorba tennuifolia var. alba-

  (花食者に対する宿主植物の繁殖補償に関する研究 ーゴマシジミとナガボノシロワレモコウの種間関係ー)

  主査:教授 大原 雅

  副査:教授 露崎 史朗、准教授 越川 滋行

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■日時:1/26(火)10:00~ 

  会場:環境科学院D201(Zoomオンライン配信あり)

  発表者:和久井 彬実

  論文題目:Ecotypic differentiation of northern plant species in mid-latitudes: the mechanisms of population maintenance in two ericaceous alpine species in northern Japan

  (中緯度地域における北方植物の生態型変異:ツツジ科高山植物2種の北日本における個体群維持機構)

  主査:准教授 工藤 岳

  副査:教授 相場 慎一郎、教授 露崎 史朗、教授 星野 洋一郎

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■日時:1/27(水)10:00~ 

  会場:環境科学院D201(Zoomオンライン配信あり)

  発表者:Khairina, Yeni

  論文題目:Trials to enhance the production yield of a duckweed, Lemna gibba, in food factory wastewater utilizing indigenous bacteria

  (食品工場排水における土着細菌を活用した ウキクサ植物Lemna gibbaの生産収率向上の試み)

  主査:教授 森川 正章

  副査:教授 福井 学、教授 山口 良文、准教授 三輪 京子

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■日時:1/27(水)13:00~ 

  会場:環境科学院D201(Zoomオンライン配信あり)

  発表者:Yufita Dwi Chinta

  論文題目:Studies on properties of microorganisms in bulk and rhizosphere soils following the application of cover crops

  (緑肥施用土壌の根域および根圏における微生物特性に関する研究)

  主査:教授 星野 洋一郎

  副査:教授 森川 正章、教授 山田 敏彦(北方生物圏フィールド科学センター)、教授 荒木 肇(新潟食料農業大学)、准教授 内田 義崇(農学研究院)、助教 平田 聡之

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■日時:1/27(水)16:00~ 

  会場:環境科学院D201(Zoomオンライン配信あり)

  発表者:田中 静幸

  論文題目:Studies on the onion cropping type for realizing the early shipment in northeastern Hokkaido

  (北海道北東部におけるタマネギの早期出荷作型の確立に関する研究)

  主査:教授 星野 洋一郎

  副査:教授 大原 雅、教授 山田 敏彦(北方生物圏フィールド科学センター)、教授 荒木 肇(新潟食料農業大学)、領域長 杉山 慶太(農研機構・北海道農業研究センター)

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■日時:1/29(金)10:00~ 

  会場:Zoomオンライン発表

  発表者:難波 瑞穂

  論文題目:The effect of salinity gradient on ecosystem functions and biodiversity of eelgrass (Zostera marina) bed communities

  (アマモ場生物群集の生態系機能と生物多様性に対する塩分勾配の効果)

  主査:教授 仲岡 雅裕

  副査:教授 宮下 和士、教授 野田 隆史、准教授 伊佐田 智規、グループ長 堀 正和(国立研究開発法人水産研究・教育機構)

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■日時:2/1(月)14:00~ 

  会場:環境科学院D101(Zoomオンライン配信あり)

  発表者:Jason Lee Anders

  論文題目:Effects of dietary shift and altered helminth infection on the gut microbiota of two sympatric rodents in urban environments

  (都市化にともなう食性と寄生虫相の改変が同所的に生息する齧歯類の腸内細菌叢に及ぼす影響)

  主査:准教授 小泉 逸郎

  副査:教授 野田 隆史、教授 鈴木 仁、准教授 中尾 亮(大学院獣医学研究院)

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以上

公開セミナーのお知らせ

12月8日(火)15時より 地球環境科学研究院 D201 講堂にて、石井 博 氏(富山大学理工学研究部 教授)に以下の講演をして頂きます。
石井さんは送粉生態学の第一人者で、今年「花と昆虫のしたたかで素敵な関係(ベレ出版)」を出版されました。
生物圏科学特別講義 I の一環として講演して頂くものですが、どなたでも当日参加できます。マスク着用の上、是非ご参加下さい。

「マルハナバチタマセンチュウによるマルハナバチ女王の移動分散抑制と、送粉相互作用への影響」
要旨:
マルハナバチタマセンチュウはマルハナバチ女王に感染し、これを不妊化する寄生虫である。本発表では、集団遺伝学的な解析と感染女王の標識再捕獲調査をもとに、マルハナバチタマセンチュウが、宿主であるマルハナバチ女王の移動分散を強力に抑制していることを示したい。さらに、マルハナバチタマセンチュウによる宿主の移動分散抑制が、間接効果を通じて、地域の送粉相互作用にどのような影響をもたらしうるのかを調べた結果も紹介する予定である。

問い合わせ先:工藤 岳 gaku[at]ees.hokudai.ac.jp (※[at]を@に置き換え)

生物圏科学特別講義I(送粉生態学概説)集中講義開講のお知らせ

生物圏科学特別講義I(送粉生態学概説)は、以下の時間帯に環境科学院D201教室で行います。
講師は、石井博 富山大学教授 です。
12月7日(月)2〜5限、
8日(火)1〜5限、
9日(水、午前)1〜2限

本講義は対面式の講義を基本としますが、札幌での講義に参加できない場合はzoomでの配信も同時に行います。
zoomでの参加希望者は、工藤岳 (gaku[at]ees.hokudai.ac.jp) へご一報下さい。(※[at]を@に置き換え)

水圏科学特論Ⅰについて

水圏科学特論Ⅰ(オンラインもしくはオンデマンド)

日時 担当教員
12月21日(月)13:00~ 仲岡
12月22日(火)13:00~ 伊佐田
1月13日(水)13:00~ 四ツ倉
1月14日(木)13:00~ 長里
1月15日(金)13:00~ 傳法

履修登録者にはすでに個別にメールで連絡していますが、
追加履修登録希望者があったら受け付けます。

仲岡 nakaoka[at]fsc.hokudai.ac.jp

※[at]は@に変換

【後期後半】海洋生物圏環境科学特論II 開講日と授業形態について

■ 12月3日(木)海洋生物圏環境科学特論II(担当教員:清水・浦)

火・木曜2講目(オンラインと函館キャンパスでの対面を併用)

初回12月3日はオンライン(前日までにELMS[講義名グループ]にてZoom接続先を掲示)

連絡先:清水 mune[at]fish.hokudai.ac.jp

北海道大学 大学院 環境科学院 / 地球環境科学研究院

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