生物圏科学特別講義Ⅰでの風景
5月12日、16日の二日間にわたって、幌延地圏環境研究所の上野晃生先生を講師にお招きして、生物圏科学特別講義Ⅰの講義が行なわれました。地下環境に生息する微生物の興味深いお話だけでなく、実際に嫌気性細菌を培養して、簡単な実験を行ないました。みなさん、熱心に手を動かし、活発に質問も出て、とても有意義な講義となりました。上野先生、ありがとうございました。
フィールドサイエンスの拠点
5月12日、16日の二日間にわたって、幌延地圏環境研究所の上野晃生先生を講師にお招きして、生物圏科学特別講義Ⅰの講義が行なわれました。地下環境に生息する微生物の興味深いお話だけでなく、実際に嫌気性細菌を培養して、簡単な実験を行ないました。みなさん、熱心に手を動かし、活発に質問も出て、とても有意義な講義となりました。上野先生、ありがとうございました。
生物圏科学特別講義Ⅰについてご案内いたします。
① 上野晃生先生
5月12日(金)1-4限、5月16日(火)1-4限 地球環境科学研究院 D101
連絡先:吉田磨仁(majin[at]ees.hokudai.ac.jp)※[at]は@に変換
授業では、陸域地下環境に生息する微生物について概要を説明し、それらの微生物の活用方法や、環境中の微生物の解析方法について紹介する。これらと関連し、幌延地圏環境研究所が現在取り組んでいる研究プロジェクトについても紹介したい。嫌気性微生物の取り扱いに関して、簡単な実習も予定している
幌延地圏環境研究所のホームページ http://www.h-rise.jp
② 大出高弘先生
10月19日(木)2-5限、20日(金)2-5限 地球環境科学研究院 C204(1)
連絡先:越川滋行(koshi[at]ees.hokudai.ac.jp)※[at]は@に変換
およそ 8 億年という時間をかけて、動物はいかにして多様な形態を進化させてきたのか。本講義では、地球上最大種数を誇る動物である昆虫を題材として、形態進化の背景にある発生の仕組みを解説する。特に昆虫の系統で獲得された翅や角といった新奇形態や、昆虫らしい体の基本構築(ボディプラン)の持つ進化可能性を中心的な話題として扱う。また、最近のシーケンシングやゲノム編集技術の発展により現実味を帯びてきた脱絶滅や人工動物デザインの可能性について考え、今後の進化発生学の応用的側面について議論する。
シラバス:
令和5年度生物圏科学特別講義Ⅱ(集中)を以下の日程で開講する予定です。
教室:D101
開講時限:2,3,4講時(9月7日は5講時もあります)
8/28~8/30:東海大学工学部航空宇宙学科 稲田 喜信教授(世話役高木)
9/7~9/8:電力中央研究所 三角 和弘博士(世話役芳村)
※8月29日と9月8日の4講時はセミナー形式で開催のため履修者以外も聴講できます
問い合わせ:髙木 tutakagi[at]fish.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
■耕地圏科学特論Ⅰ Advanced Course in Agro-Ecosystem Science I
4月7日(金)1講目 April 7 (Fri) 1st (JST 8:45~)
FSC庁舎106 予定変更の内容はELMSで周知する。Additional information will be announced in ELMS.
連絡先: 星野 hoshino[at]fsc.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
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■環境分子生物学特論Ⅱ Advanced Couese in Environmental Molecular Biology Ⅱ
4月10日(月)1講目 April 10 (Mon) 1st
初回の対面授業は低温研(講義室215)で実施。オンライン接続先はELMS Moodleに掲示する。不明な場合は連絡先にE-メールで問い合わせること。Face-to-face class will be given in room 215, Institute of Low Temperature Science. Information on online class is provided in ELMS Moodle. If you need, please contact us by E-mail.
連絡先: 田中 rtanaka[at]lowtem.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
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■動物生態学特論Ⅰ Advanced Couese in Animal Ecology I
4月10日(月)2講目 April 10 (Mon) 2nd
D101 ※札幌以外の履修者には、Zoomでの同時配信(希望者は4/7 17時まで要事前連絡)
連絡先: 小泉 itsuro[at]ees.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
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■海洋生物学基礎論 Fundamental Course in Marine Biological Processes
4月11日(火)2講目 April 11 (Tue) 2nd
D101 ※札幌以外の履修者には、Zoomでの同時配信(希望者は4/10 17時まで要事前連絡)
連絡先: 工藤 ikudo[at]fish.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
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■分子生物学基礎論(日本語/英語)Fundamental Course in Molecular Biology (Japanese/English)
4月12日(水)1講目 April 12 (Wed) 1st
D101 (English: D102)
連絡先: 森川 morikawa[at]ees.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
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■環境分子生物学特論 I Advanced Couese in Environmental Molecular Biology I
4月13日(木)3講目 April 13 (Thu) 3rd
D102
連絡先: 福井 my-fukui[at]lowtem.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
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■植物生態・多様性生物学特論Ⅰ Advanced Course in Plant Ecology /Biodiversity Science I
6月5日(月)3・4講目 June 5 (Mon) 3rd-4th
D102
連絡先: 相場:aiba[at]ees.hokudai.ac.jp ※[at]は@に変換
フィールド科学特別実習I.IIは、北方生物圏フィールド科学センターの施設や教員が開講するHokkaidoサマーインスティテュートや海外ラーニングサテライトなどの実習が対象になりますです。今年度は今のところ下記の科目が開講される予定です。
これらの科目に参加希望の方は次のように手続きしてください。
注意事項
担当教員の連絡先
仲岡雅裕:nakaoka@fsc.hokudai.ac.jp
長里千香子: nagasato@fsc.hokudai.ac.jp
宗原弘幸: hm@fsc.hokudai.ac.jp
中村誠宏: masahiro@fsc.hokudai.ac.jp
小林真:makoto@fsc.hokudai.ac.jp
星野洋一郎: hoshino@fsc.hokudai.ac.jp
日時:2023年5月30日(火)〜6月2日(金)
場所:北方生物圏フィールド科学センター中川研究林/天塩研究林
集合・解散および宿泊は中川研究林学生宿舎(中川郡中川町)
5/30 16:30集合、6/2 14:00解散予定
(詳しくはこちらから→ https://www.hokudaiforest.jp/)
担当教員:高木健太郎、野村睦、福澤加里部、大平充
講義内容(予定)
北方林の土壌の生成プロセス、森林土壌の採取法、森林の炭素収支、森林の水質形成、森林河川における流量観測、森林と河川生態系
経費:¥8,300円程度(暫定額、滞在中の宿泊費・食費含む)
現地までの交通費は自己負担(公共交通機関使用のこと)
申込は、4月26日(水)までに、氏名(ふりがな)、性別、所属専攻とコース、学年、学生番号、メールアドレス、電話番号を下記まで連絡してください。
その他
申込・問い合わせ先:中川研究林 福澤加里部 (電話:01656-5-3216、メールアドレス:caribu@fsc.hokudai.ac.jp)
【9月修了】
<森林圏フィールド科学コース>
河上 智也
森林管理に伴う土壌撹乱後のミミズ群集の定着と窒素動態における役割
(Colonization of earthworm community and their role in nitrogen dynamics after soil disturbance during forest management)
<海洋生物生産学コース>
崔 聞達
Utilization of circulating insulin-like growth factor-1 and its binding proteins as physiological indices for hatchery release and aquaculture of salmonids
(増養殖業における生理学的指標としての血中インスリン様成長因子-1とその結合蛋白)
【3月修了】
<動物生態学コース>
石田 拳
Effects of ocean current fluctuations on community dynamics in rocky intertidal habitat
(海流系変動が岩礁潮間帯ハビタットにおける群集動態に及ぼす効果)
<生態遺伝学コース>
都築 洋一
Theoretical and empirical studies on the roles of life history variation in maintaining genetic diversity in stage-structured perennial plant populations
(生育段階構造を持つ多年生植物集団において生活史変異が遺伝的多様性に及ぼす影響の理論的および実証的研究)
<分子生物学コース>
Kamal, Shuvro Sajjad
Establishment of artificial symbiosis between Lemna minor and the diazotrophic bacterium Azotobacter vinelandii, and elucidation of the mechanisms of bacterial plant growth promotion
(ウキクサ Lemna minorと窒素固定細菌 Azotobacter vinelandiiの人工共生系構築と植物成長促進機構の解析)
<水圏生物学コース>
朱 妍卉
Study on quantification of commercial fisheries echo sounder information for visualization of fish school distribution in Hyuga-nada, Miyazaki, Japan
(日向灘における魚群分布の可視化に向けた漁業用魚群探知機の定量化に関する研究)
令和4年度3月修了予定者の修士論文発表会を下記のとおり行います。
日時:2月8日(水)9:00~18:10
・分子生物学コース ・多様性生物学コース ・生態遺伝学コース
2月9日(木)9:00~17:40
・海洋生物生産学コース ・森林圏フィールド科学コース ・耕地圏科学コース
2月10日(金)9:00~16:50
・水圏生物学コース ・動物生態学コース
場所:環境科学院 D201(オンライン発表あり ※内部限定)