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Seminar : 講座ゼミ 2018-5-18
投稿者 : ecogene 投稿日時: 2018-05-17 10:21:40 (132 ヒット)
大原研M1の三木田です。
明後日の講座ゼミでは、次の論文をご紹介いたします。

“Trade-off between allocation to reproductive ramets and rhizome buds in Carex brevicuspis populations along a small-scale elevational gradient”
Xin-sheng Chen, Ya-fang Li, Yong-hong Xie, Zheng-miao Deng, Xu Li, Feng Li & Zhi-yong Hou
Scientific Reports volume 5,
Article number: 12688 (2015)
doi:10.1038/srep12688

クローナル植物の多くは、有性繁殖と栄養繁殖の両方を行う能力を持ちますが、
2つの繁殖様式へ投資される資源は、同じ資源プールから配分されるため、理論上では一方が増加すればもう一方は減少します。

実際に多くのクローナル植物において、有性・栄養繁殖の間にトレードオフの関係があることが示されており、
各繁殖様式への資源配分は、多様な環境要因に影響されていると考えられます。

しかし、実際のフィールド条件下での研究例はほとんどなく、
また、有性・栄養繁殖ともに増加させることのできる植物も確認されています。

この論文は、小規模な高度勾配のある湿地に生育するクローナル植物Carex brevicuspisを用いて、
「有性・栄養繁殖の間にトレードオフの関係があるのか」について明らかにすることを目的とした論文です。

以上です。よろしくお願いいたします。

鈴木研M1の成瀬です。
明日は以下の論文をご紹介します。

”Historical biogeography sets the foundation for contemporary conservation of martens (genus *Martes*) in northwestern North America”


Natalie G. DawsoN, JocelyN P. colella,* MaureeN P. sMall, KareN D. stoNe, saNDra l. talbot, aND JosePh a. cooK
Journal of Mammalogy, 98(3):715-730, 2017
DOI:10.1093/jmammal/gyx047

要約)
島の集団は小さく孤立しているため、変異が蓄積しやすく分化や絶滅の危機に瀕することがあります。
北米の北西部(太平洋側)の大陸と2つの列島にはPacific martensとAmerican pine martensの2種のテン属が生息しています。
筆者は、島の集団を保全する上で、歴史的な集団構造と進化の特徴を理解することが重要なのではないかと考え、2種についてmtDNAとマイクロサテライト遺伝子座を用いて島における集団形成について考察します。

1. 生物地理学的観点からの2種の島集団内の多様性の評価
2. 島の在来種・外来種と大陸集団との遺伝的構成の比較
3. 遺伝子流動を見ることでの危険な状態の島集団の特定

を目的とした論文となっています。
以上です。
失礼いたします。


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