こんにちは、小泉です。
年度末&年度初めで忙しくも充実した日々を送っています。
卒業、学会、入学、と1年で一番人密度が高い時期ですね。
卒業:今年は小泉研から3人が旅立っていきました。
まず初めは、記念すべき小泉研初博士号の乃美!
実際は私が指導して最初に博士号を取得したのは油田でしたが当時私は助教だったため主査になれませんでした。なので正式には乃美が第一号となります。
いずれにせよ、学位を取得した2人が私の専門の魚類じゃなくてシジュウカラっていうのがなかなか突っ込みどころがありますね。
乃美はもともと持っていたポテンシャルも高かったのですが、この5年間で研究面も人間面も大きく成長したと思います。
大手の環境コンサルに就職しましたが、今後も趣味で研究して論文を書いてくれたらな〜、と思います。研究者になれるくらいの能力がありましたが、こだわりなくポンッと一般企業に就職を決めました。
ほんと面白いキャラだったのでいつか時間があれば詳しく紹介したいです。
そして長年魚を研究していながら学位取得前に旅立ったのが、ヤツメウナギの乱婚研究で一躍有名になったZack山﨑さん!
幸い宮城県庁の水産課に就職が決まりました。魚好き&詳しいZackに合った最高の仕事ですね (^^)v
船に乗ってイカの調査研究をするらしくてとても楽しそう。
博士号に関しても年度末に予備審査を行ったので今年度中に学位が取れるかな、という感じです。
記念すべき魚博士第一号、頑張りましょう!
最後は、修士1年で巣立っていったKDこと守田航大!
KDも超優秀な学生だったのですが、優秀過ぎて就職してしまいました(笑)
こちらも専門が活かせる北海道総合研究機構の釧路水産試験場。サンマの担当だそうです。
KDは北海道(の田舎)出身で『将来は北海道の1次産業に貢献する仕事がしたい』と入学当初から言っていました。なのでこちらも最高の就職先です。
ほんと総合力では歴代の優秀なOB/OGの中でもトップか?!というレベルだったので、もう少し居て欲しかったという思いもあります。と同時に、彼なら社会に出てもしっかりと仕事をしていくんだろうな、という期待があります。
ただ、同じ魚を扱う身近な就職先に決まったのは本当に良かったです。何年後か何十年後か、将来何か一緒にできたら最高ですね。
ちなみにKD(KoDai)というあだ名は私がつけたのですがついに定着しませんでした。。。(^^;)
海外だとJPとかMJとかイニシャルをニックネームにすることも多く、KDとかカッコいいと思ったのですが。。。
3歳のうちの娘しか使ってくれませんでした!笑
学会:やっぱり生態学会は最高に面白い!
いつも刺激をもらいます。これがあるからいつまでも飽きずに研究が続けられるんでしょうね。
書いてたら長くなったので別投稿としてまとめます。
入学:島ちゃん&舞ちゃん、新M1が2人入ってきました!
お知らせにも書いた通り久々に女子学生が入ってきました。金澤さん以来、実に5年ぶり2人目です!
去年は修士希望で20人ほどが研究室見学に来ました。その中で6人が出願し、うち合格した2名です(指導教官のキャパオーバーのため2名に絞りました)。
このように選ばれた精鋭だけあって2人ともかなりの秘めたるポテンシャルを感じます。研究面も人間性も。逆にいうと、まだ表に出てきてないってことですが(笑)
ただ、自己紹介をかねての卒論発表ゼミをしてもらったのですが2人とも非常に面白かった。全然違う分野でしたが楽しく聞けました。是非この違うバックグラウンドを活かしてオリジナルの研究をして下さい!
その他、新年度といえば、講義が始まって多くの新入生達とも出会います。私が担当する動物生態学特論Iは、今年は留学生、遠隔地のネット講義参加者も含めて44名ほどの参加があります。大学院の講義としては多いですね。
出来るだけ双方向の授業になるように、学生達にいろいろと質問しながら講義を進めています。毎年キャラが違うのですが、今年は面白い面子が揃っている気がします。自分から進んで意見を言ってくれる学生や、すごくオリジナルの仮説を立ててくる学生、そしてやたらマニアックな専門知識をもっている学生がいます。講義の準備は大変ですが面白い学生がいるとやりがいもありますね。
新学期は、研究室のガイダンスや新人教育、そしてフィールドシーズンも始まるのでかなり余裕がないです。肩もコリコリだし、ぎっくり腰になったので整体に行ったら「何でこんなになるまで働くの?」と言われてしまいました。。。(^^;)
ホントですよね〜。
う〜ん。。。今回のブログは簡単にすませようと思っていたのですが
勢いに任せて書いてたらついつい長くなってしまった。。。
意外に物書き好きなんですね。
全く本も読まない、勉強もしない子供時代を知っている親はいつもビックリしていますが。
それでは〜
小泉