2023年1月 16名
教員1名+PD1名+博士課程7名+修士課程5名+研究生1名+共同指導1名
准教授:小泉逸郎
PD:Suvi Sallinen
D3+: 島本悠希、鈴木規慈(休学中)
D2:中正大、長谷川稜太、古澤千春
D1:植村洋亮、今野友陽
M2:大槻泰彦、峰晴法行
M1:武内優真、原成月、三枝弘典
研究生:賈煒(かい)
共同指導:村上礼央(柁原研M2)
准教授
小泉 逸郎 / Itsuro Koizumi(個人ページ)
itsuro (at) ees.hokudai.ac.jp
フィールドベースの動物生態学
生態学の醍醐味と言えばフィールドで生き物達と向き合うこと。最近は昔ながらの泥臭いフィールドワークが減ってきている気がします。北大の、そして動物生態学コースの伝統であるパワーエコロジーを目指して楽しい研究をしましょう!
ポスドク
Suvi Sallinen(日本学術振興会外国人特別研究員)
suvi.sallinen(at)helsinki.fi
Ecology and evolution of parasite communities
My main research interests are the ecological and evolutionary processes that govern multiparasite infections on different scales of ecological organization (within-host, within population, among populations). Here in Hokkaido University, I am using next-generation sequencing and joint species distribution modelling to investigate how host population genetic diversity, habitat type (urban/natural), and parasite communities are linked in two rodent species. In the Koizumi-lab, I am especially enjoying the diversity of study systems and topics, and focusing on the animal kingdom after previously working with plant viruses and fungal pathogens.
博士課程
博士3+年
島本 悠希 / Yuuki Shimamoto
Y.Shimamoto3091(at)ees.hokudai.ac.jp
魚類の脳形態と認知能力への養殖の影響
生物は外界から情報を得て、適切に応答する能力を持っています。自身を取り巻く環境をうまく認知して、そこから得た情報を処理するのに重要な役割を果たしているのが「脳」です。脳のかたちは非常に多様化しています。分類群ごとに形態が異なるのはもちろん、同じ分類群内、たとえば魚類の中でも、住んでいる環境によって特徴的な進化を遂げています。
では、自然界とは大きく異なる環境で暮らす養殖魚たちの脳は、自然界で暮らす魚たちと比べて、どのように変化しているのでしょうか?私は、北海道に限らず全国で養殖されている、さまざまな魚種を対象に、脳の形態と認知能力に注目して研究を進めていきたいと思います。
鈴木 規慈 / Noriyasu Suzuki(社会人ドクター、休学中)
noriyasu_s_suzuki (at) eis.hokudai.ac.jp
カワバタモロコの保全生態学
北海道から遠く離れた滋賀県で、北海道には分布していないカワバタモロコという小さな魚の研究をしてきました。小さな魚の小さな魚なりの面白さと守るべき価値を学術的にまとめた上で、保全にもつなげていきたいと考えています。
博士2年
中 正大 / Masahiro Naka
魚類寄生虫群の形成要因
「どこのどんな魚に寄生虫が付いているのか、そしてその寄生虫はどうしてそこにいるのか」ということに興味を持っています。
寄生虫が宿主の魚と周囲の環境条件に影響されながら群集を形成しているようなので現在はそれを調べています。寄生虫の種同定も修行中です。はやく一人前になれるようにがんばります。
最近、プチ自分探しを始めました。
長谷川 稜太 / Ryota Hasegawa(学振特別研究員DC2)(個人ページ)
ryotahase344922(at)eis.hokudai.ac.jp
サケ科魚類に寄生するカイアシ類の生態学的研究
幼い頃から大好きな魚を研究するべく北海道へやってきました。学部は水産(函館)でしたが、寄生性カイアシ類の研究をどうしてもやってみたくなり、サケのように札幌へ母川回帰?しました(笑)。南北に長く生物相に恵まれている日本には、生態が全く分かっていない種が沢山います。私は、そんな生き物の一つである寄生性カイアシ類 Salmincola 属が、野外でどのように振舞っているのか明らかにしたいと思います。
古澤 千春/ Chiharu Furusawa(学振特別研究員DC2)(個人ページ)
nooozupasu0121(at)gmail.com
魚類の睡眠
動物の行動を適応進化の観点から考察する行動生態学に興味があります。趣味は潜水観察で,昼でも夜でも川でも海でも潜っています。最近ドライスーツを購入したので,冬の北海道が楽しみです。小泉研では,魚類の睡眠行動について研究する予定です。がんばればがんばるほど楽しくなる!をモットーに頑張ります。
博士2年
植村 洋亮 / Yohsuke Uemura(学振特別研究員DC1)(個人ページ)
uemura.fish (at) gmail.com
気候変動にともなう河川性サケ科魚類の個体群動態予測
今野 友陽/ Tomoaki Konno (個人ページ)
tomoaki.konno(at)outlook.jp
ザリガニとその寄生虫の相互作用・共進化・系統地理
修士課程
修士2年
大槻 泰彦 / Yasuhiko Otsuki
yasu.otsuki(at)ees.hokudai.ac.jp
アメマスとオショロコマの種間競争
こんにちは。学部時代は山の国でひたすら山に登る生活を送っていました。あるとき読んだ本のなかに、「頭はついてりゃいい、中身はあとからついてくる」という言葉がありました。小泉研では、山に登って身につけた体力をフィールドワークに生かしつつ、しっかり勉強して「中身があとからついてくる」ように頑張ります。
峰晴 法行/ Noriyuki Mineharu
mineha1192(at)eis.hokudai.ac.jp
サケ科魚類と回遊
初めましての方は初めまして。よろしくお願いします。
以前は農学院の修士でしたが、僥倖なのか当研究室に巡り会うことができました。幼き頃に知った、サケと森林の関係性に神秘性を感じ、興味を抱いていました。僕の研究は主に河川ですが、大海で迷う事なく回遊し母川に帰るサケの能力は非常に魅力的です。初学者ですが、フィールドや生態系の勉強を楽しみたいです。
ちなみに当の本人は、方向音痴ですし、成長しても旧研究室に帰らないので、回遊しません。(スモルトのような事は起きているかも知れません)。
趣味は古典を読む事、お散歩などです。
修士1年
武内 優真/ Yuma Takeuchi
takeuchi.yuma.m3(at)elms.hokudai.ac.jp
ウグイ属3種の回遊生態
今年度から小泉研に来ました、武内と申します。自然、生物が好きですが、特に魚が好きです。海・淡水問わず魚に興味があり、小泉研ではウグイ類の研究をしたいと思っています。フィールドで実際に魚を観察し、触れ合う中で生じる様々な疑問や知的好奇心を大事にし、研究を進めていきたいです。また、大学卒業までずっと東京住みだったので、北海道の大自然の中で研究ができることを楽しみにしています。趣味は魚釣り、料理です。
原 成月/ Natsuki Hara
hara.natsuki.s1(at)elms.hokudai.ac.jp
朱鞠内湖のイトウの個体群管理:遊漁と保全の両立
ど~も,原と申します.学部時代のサケ科魚類との出会いとフィールドベースの研究に打ち込みたいと思い,この研究室にやってきました.素晴らしい環境と研究室に身を置けた喜びを忘れずに,楽しみながら研究したいです.最近は人間生活と生物のつながりに興味があります.趣味は魚釣りです.よろしくお願いします.
三枝 弘典/ Hironori Mieda
lutra-hironorius716(at)eis.hokudai.ac.jp
ヤツメウナギ類の繁殖生態
ローレンツ博士の『ソロモンの指輪』を中学生の時に読んでから、行動学に興味を持つようになりました。協力行動、社会行動、配偶行動・・・生き物の行動は不思議がいっぱいです。
そんな魅力的な生き物の行動の中でも、ヤツメウナギの配偶行動について研究する予定です。変態するヤツメウナギはシン・ゴジラを彷彿させます。
研究室のメンバーからたくさんの刺激を受けながら研究を楽しみたいです。