こんにちは。
M2の澤田です。
今回は、先日行った円山のシマリス調査について報告したいと思います。
今回は、円山動物園にご協力いただき、約二週間にわたり動物園の森で調査を行いました。
調査の概要については、読売新聞と北海道新聞で取り上げていただけました。
調査の詳しい結果については、動物園でもポスターを展示していただきますので、
機会がありましたらぜひご覧ください!
今回は目撃情報もない中での調査であったこともあり、
まずは、自動撮影カメラを設置し、生息状況を調査しました。
シマリスは撮影されませんでしたが、
エゾタヌキ、キタキツネ、エゾリスなど、さまざまな生き物が撮影されました。
普段はなかなか見られない生き物の姿が撮影されており、カメラのデータの確認はとても楽しかったです。
その後、シャーマントラップを仕掛け、捕獲を試みます。
シャーマントラップは、一般的に小動物の捕獲に使用される罠で、特別な許可を得て使用します。
シマリスは、見た目では外来か在来か区別がつかず、
DNAを用いて調べる必要があるため、このような調査を行う必要があります。
トラップには、エゾヤチネズミ、アカネズミ、エゾリスだけではなく、
カタツムリや大量のハサミムシなど、さまざまな生き物が入りましたが、シマリスは入らず……。
隣接する公園では、シマリスが多数目撃されていますが、園内には来ていないのかもしれません。
シマリスのようなレッドリストでDDの種や影響が明らかにされていない外来種など、
法政策的な取り組みを行うにあたって必要な研究がどうしてされてないのか?と、
法学部在籍時は考えていたものですが、
普通の人(?)が思うほど野生生物を調べるのは簡単ではありません。
動物園の方々等皆様のご協力のもと、今回の調査も行うことができ、感謝しております。
今後も調査を継続していきますので、見守っていただければ幸いです。
※本調査は、特別な許可を得て行っています。捕獲した生き物は速やかに放獣しています。
澤田