大雪が降った本州とは打って変わって、暖かく穏やかな日々が続く札幌です。先日金曜日に午前中を使って北大構内のエゾリスの足跡センサスをしてきました。真新しい雪のお陰で新鮮な足跡が残っていて絶好のセンサス日和。札幌に来ていた父に北大を案内すると言いつつ、北から南までずっと歩いて手伝ってもらうという(ごめん親父!)ww
その結果、ほとんどの場所で彼らの足跡が見られました。メンスト(1.2kmのメインストリートを指す通称. メンストなまら長い)ですら。そして今週、タニキチ(谷尾くんの通称. タニキチなまらナウい) と個体数カウントをして参ります!そのデータをもとに捕獲調査を実施する予定!
なぜ、北大構内のエゾリス観察を行っているかというと。。。四六時中デスクに座りパソコンと向き合う日々、調査に行けないモヤモヤを晴らしたいからです!
論文を執筆したり読んだり、データを解析したり、書類を作成したり。そうしていると、ふとした拍子にアイディア(というほどでもない単なる思い付き)が浮かんだりします。でも、それを検証できないモヤモヤ。。。それから、ただただ座り疲れへのモヤモヤ。。。(生き物の営みは野外で起きているんだ~俺は何で建物に籠っていなくてはいけないのだ!←結構ヤラレている)。最近は双眼鏡を研究室に持って来て、ぼ~っと遠く手稲山を眺めています。。。(←結構オワっている)。
調査地(十勝地方)が近くにあればすぐに行って検証できるのにな~。Try and Errorしたり、サンプル数稼げるのにな~。なんてことを考えているわけです。そうすると、ふと気づくわけです。
北大だってフィールドじゃんと。十勝に比べて、個体数が少なく調査にならないと諦めていたのですが、少なくとも試行錯誤する際の参考データにはなる!リス目(フィールドワークを極めし者が開眼する特殊能力の一種)の維持にも貢献する!全くおれとしたことがっ!
そして何より、自分のストレス解消になるじゃ~ん♪
ということで、今後捕獲を始めとして色々試していこうと思いま~す。春からのフィールド調査の準備を万端にするためにも!
2月後半には数日だけどちょっとだけ調査に行ってきます。
では!
*なお、北大構内のエゾリスはまだ餌づけをされていません。都市で餌付けされない生息地は貴重です。餌づけしないでなるべく、そっと見守っていてくださいね。また、捕獲及び行動実験には北海道庁の許可を得て行っています。
内田