植物生態学コース
現在、自然生態系の機能は人間の土地利用や活動によって著しく損なわれており、大気の二酸化炭素濃度の上昇や気候温暖化は、陸域生態系に直接・間接的に重大な影響を及ぼしています。植物生態学コースでは植物生態・生理学(群集・個体群・個体・個葉レベル・器官レベル)、数理生態学、進化生態学、並びに生態系保全に関する研究と教育を行います。野外における調査研究、圃場、バイオトロンや実験室での実験、得られた情報の解析、理論モデルの構築・解析などを通して、様々な角度から生態系機能の解明を探っています。担当スタッフは、低温科学研究所グループ(主担当)と地球環境科学研究院グループ(副担当)に所属しており、大学院生には、基礎生態学の講義、野外実習、実験、各種セミナーを通じて、体系的な学習ができるようにカリキュラムが組まれています。