生き物の面白い生態を発見

これも本研究室で目標としているひとつです。生物の生き方は本当に面白い、美しい、よく出来ています。それらを明らかにして多くの人に驚きを伝えたいと考えています。研究テーマを考える上で重要なのは、まず「面白いこと」。研究を行う上で「それを研究して何になるの?」と“研究の意義”をよく聞かれますが、直感的に不思議、面白いことは研究する価値があると思っています。もちろん重要性を伝えられないとダメですが(既存の研究と照らし合わせながら上手く意義づける。ここが研究者の腕の見せどころ!)。ヤツメウナギやウグイや寄生虫の研究はまさにこういったものに当てはまると考えています。あと、歯学部の人とも“骨”に関する新しい共同研究を始めています。また、こういった“面白さ”は誰にでも発見できるチャンスがあります。実は山の中で釣りしたり山菜採りしているおじさんが誰も知らない世紀の大発見をしている可能性は大いにあると思います。そんな地元の人とのコラボが出来れば素晴らしいですね。実際、(おじさんではないですが)学生が独自のアイデアでとても面白い研究をしているので、論文になったら紹介しますね。

とりあえずは、「釣り人の逸話」を科学的に検証した話や(研究紹介

アライグマとフクロウが意外な競合関係にあったこと(研究紹介)、

ニホンザリガニのDNAに北日本の歴史が残っていた話など(研究紹介)。