こんにちは、D2の富田です。
札幌も寒くなってきました。僕の住む西区の山の方では根雪になってきました。今年度のフィールドワークもだいたい終わり、これからはデータ解析・論文書きといったデスクワークがメインになってきます。私はデスクワークが嫌いで机に座っていると頭が働かなくなります。あと昨年は論文書きに集中しすぎて、椅子にずっと座り続けた挙句、痔主になってしまいました。ドーナッツクッションのお世話になってます。健康にも支障が出るのでできるだけデスクワーク時間を短くしたいと思ってます。
書かなければ論文はできないためデスクワークは必須ですが、論文のアイデアを考えるときなど執筆以外の時間は必ずしも座っている必要はありません。そして体を動かしてるときのほうが良いアイデアが出るような気がします。そこで今年の冬は定期的に低い山を登山しながら論文について考えようと思います。なぜ登山かというと、
- 独り言をぶつぶつ言っても変態扱いされない
- ゆっくり歩くと息切れしない
- 数時間は圏外なので、メールやSNSに気を取られない
- 自然に身を置くと超自然的なアイデアが降ってくる??(私はそういった経験はありません)
といった特徴が登山にはあるからです。(4以外は割とまともな意見かも。。。)
平日に登山すると人と会うことはほとんどないので、独り言を聞かれることはありません。研究・論文のストーリーを考えるとき私は相当独り言するので、周りに人が居ないのは大切です。スポーツの場合、人と対面になるのでどうしても独り言を漏らすわけにはいきません。フットサルやテニスといった激しいスポーツしながら他の思考するのは無理です。低山を薦めるのは、息切れしないため考えながら歩くことが効できるからです。あと一度入山してしまえば圏外になるので、登山中にメールやSNSを見る必要がありません。野生生物の研究をしている生態学者だと自然に身を置くことで、アイデアが浮かぶこともあるかもしれません。
そもそも登山やスポーツはリフレッシュのためなので、研究を考えながらやるものではないです。通常の息抜きと論文生産のための登山を両方やると週にデスクワークできる日が少なくなりそうです。ノルマを課してしまえば、限られた時間の中でも論文書きに集中できて、執筆速度は速くなるかもしれません(希望的観測~)。
最大の難点は、下山後に温泉かラーメン屋にいってしまうことです。登山中に浮かんだアイデアは体が温まると頭から抜けてしまうらしく、先日も登山中に何かを思いついたのですが、ラーメンを食べた後に忘れてしまいました。如何に自分の煩悩を律することができるかが「登山de論文」メソッドの成功のカギを握っています。
もちろん論文生産のためには、徹底して書くことが推奨されているように、どこかの段階ではデスクワークがメインにはなるでしょう。どのみちそこに真摯に向き合えるかが大事だと思います。
この記事を読んだ皆さんも「今日は論文生産に充てる日だから」と言って、車を大学とは逆の方向に走らせてみませんか??
富田