忍路フィールドトリップに行きました

こんにちは、小泉です。いつも長いので、今回は軽く書きます (^^)

今年の研究室フィールドトリップは忍路臨海実習所でした。小樽と余市の間にある北大の付属施設です。

2015年の帯広トリップ調査主体になってしまったので、2016年は教官家族も参加して調査と遊びの半々。学生達は海遊びが楽しかったらしく、今回のトリップでは調査は最小限、ほぼ遊び(Socialization)目的で忍路に行きました。ちなみに、忍路での臨海実習は東先生が教授をしていた頃からの動物生態学コースの夏の伝統行事でした。ここ4-5年行っていなかったので久々に復活させました。

忍路臨海実験所1

北海道大学付属忍路臨界実験所。築100年以上の味のある建物です。

忍路臨海実験所2

パノラマビューはこんな感じ。とてもいい写真なのですが、ネット上では見づらいですね (>_<)

 

建物は入江の奥にあり秘密の隠れ家的な感じです。海のすぐ横に立っているのでいつでも遊びに行けます。あいにくの雨模様でしたが、みんな子供に戻ったようで小さい生き物を見つけてはキャッキャ、キャッキャと喜んでいました。中国からのニューメンバーのLilyは海の生き物はあまり慣れていないようでしたが、怖がりながらも好奇心いっぱいでした。

忍路磯遊び2

こんな感じで建物が経っているので、すぐに海で遊べます。

忍路磯遊び1

やっぱりみんな生き物が好きです。

忍路磯遊び3

近くの港で釣りをするグループも。ソイやガヤ(エゾメバル)などが釣れて、美味しい刺身と吸い物になりました。それにしても信号機のようにカラフルな人達ですね。

忍路イソクズガニ

多分、イソクズガニかと思われます。自分の背中に海藻をくっつけてカモフラージュ。対捕食者戦略です。

忍路アメフラシ

アメフラシ。見た目は意味が分かりませんでしたが、匂いは美味しそうでした。刺身にしようかな~、とも思いましたが、ネットで調べたら刺身で食べてる人はいませんでした。下ごしらえが面倒で、かつそれほど美味しいわけではなさそうだったので海へお返ししました。

 

夕方から自己紹介プレゼンして、その後はホットプレートで焼き肉しました。天気が良ければ外でBBQの予定だったんですけどね。でも渥美君の検索能力を活かして見つけた小樽の超マニアックな市場で仕入れたお肉は非常に美味しかったです!

その後は、お酒が進んで中2トークやM2トーク(?)やトランプなど。各々楽しんでいました。大部分は3-4時まで起きていましたね〜。やっぱり大学生はこうじゃないと!

忍路セミナー1

ニューメンバーのLilyが来たのでみんなで自己紹介。既にお酒が入っているので皆の英語もいつもよりスムーズ!

忍路夕飯

自己紹介の後はホットプレートで焼き肉!美味しかった~。

 

翌日はM1島ちゃんの研究対象になるかもしれないハサミムシを探しました。ただ、時期が遅かったのかほとんど捕れませんでした (>_<)

でも、ここでもダンゴムシやミミズやクモやムカデなどがいっぱいいて、子供の頃を思い出しました。個人的にはおケラに出会えたのがすごく嬉しかったです!

こうやってハサミムシとかを真剣に探したのは何十年ぶりだろう。。。

忍路ハサミムシ

虫が苦手な人、ごめんなさい。でも虫は研究対象としてとても扱いやすく、かつ面白い!さて、ハサミムシで何の研究を始めるでしょうか?ヒントは表現型多型です。カンの良い人はもう分かりましたね。写真は多型ではなく性的二型ですが。

忍路おけら2

ビロードのような皮膚にモグラのような手!この重厚感が好きです。実際、ものすごい力で指の間など隙間をぐいぐい押しのけてきます。オケラの英名はMole cricket。そのままモグラコオロギですね!

 

たまにはこうして皆でのんびりした時間を過ごすのもいいですね。

来年はもっと暖かい時期に来て、泳ごう〜!

忍路集合写真1

最後に集合写真。今回も野田研から大平とみっちーが参加してくれました。今度はOB/OGも来てくれたら嬉しいな~。