冬のお仕事

 

今夜から明日の昼頃までの札幌は、久々の猛吹雪みたいです。外を歩くの大変そうだなー。

 

ここ最近の福井はというと、部屋でぬくぬくとデータ整理・解析をしています。

 

どんな解析かというと、夏の調査で集めた魚の画像解析などです。

野外調査の時に撮影したカワマスの写真

野外調査の時に撮影したカワマスの写真

 

最近の解析ソフトは便利で、魚の全身写真と体サイズ情報があれば、体の各部位の長さが測れてしまいます。

 

画像解析中

画像解析中

 

例えば、上の魚の写真。小さく書かれた数字の1番と12番の長さは、尾叉長と呼ばれサケ科魚類では体サイズの指標として扱われています。この1番と12番の長さ(尾叉長)が270mmだったら、6番と7番の間の長さは34.3mmといったように、夏の調査時に測定した尾叉長を基準とすることで、他の数字が書かれた点と点の間の距離が算出できます。これを個体ごとに各部位の長さをひとつひとつ200個体以上もの魚を測っていきます。

 

この解析から得られたデータを使って、どんな外部形態を持った個体がより多くの子孫を残しているのか、を明らかにしたいと思っています。

 

そろそろ自分の調査地が恋しくなってきました。早く春にならんかな~

 

福井