D1の内田です。
北大のイチョウ並木が色づき始め、秋真っ最中ですね。10月初めより、我らリス組の調査が始まりました。これまで2年間は、内田一人での調査をしていました。それが今年からは、小泉研リス組が結成され、男四人で調査に入っています。チームということで、今までとは全く違った雰囲気ですが、楽しくやっています。
本日は、その様子を少し紹介しちゃいます。
まず、リス組のメンバーです。
M1:じゃそん
研究生:谷吉
この暑苦しい男たちが、かわいいリスたちを追っかけています。
さて、調査ですがとにかくリスの調査は朝が早い!眠い目を擦りながら寝袋から這い起きる毎日
朝日を浴びながら、野外観察をします。これからの季節、どんどん寒くなりますね><
頑張って朝起きても、郊外の森の中で野生のリスを発見するのは難しい。。
でも、これが都市部になると、あちらこちらでリスが走り回っています。リスが走り回る街…これが本当に日本か!?
こんな風に手乗りしてしまう個体まで…。都市部の公園では、通年餌付けが行われています。本来は、捕食者であるはずの人間に対してもこうまで警戒心を低下させてしまっているのは餌付けの影響でしょう。野生とは何なのかを考えてしまいます。
そして、今年のメインは捕獲です。都市と郊外で個体識別をすることで、個体レベルでの行動観察が可能となります。また、捕獲の際にDNAサンプルを取ったり、ボディコンディションを測定することもできます。こうしたデータをどう使うかは、そのうち公表します!
*捕獲及び標識の装着、罠の設置は、北海道庁、帯広市の許可を得て行っております。
相手は、野生の生き物ですから、思うように調査が進まず失敗することも多々あります。でも、その中で試行錯誤しながら確実にデータを取っていくことが楽しい。どうしたらいいのか、時に研ぎ澄ませた自分の感覚を信じて、時に仲間と相談して、そんな風にフィールドを満喫しています。
リス調査も後半戦突入。11月いっぱいは、我々は帯広でリスたちと戯れてきます。
内田
P.S.先日、修士論文がイギリスの動物学雑誌Journal of Zoologyに受理されました。初めての投稿でしたが、憧れの雑誌に投稿することができて嬉しいです。今回の投稿では、Reviewerとのやり取りの中で多くのことを学びました。また、本研究を行うにあたり多くの人に助けて頂きました。ありがとうございます。内容に関しては、投稿されたのちに詳しく…。これを励みに、一層研究活動に励んで参ります。