こんにちは。M２のやまだです。
札幌も先日、初雪を迎え、いよいよ冬の気配が濃くなってきました。
そんな中、10月は十勝に調査に行ってきました。
十勝にはこんな地名も。”毛根”！！
今回の調査はトゲウオ、そしてニホンザリガニの調査！！
水の綺麗な小河川に細々と生息しています。
ニホンザリガニは日本固有種で、東北と北海道の一部のみに生息しています。現在は生息数が減少し、絶滅が心配されている種でもあります。（絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。）
そんな種なので、なかなかお目に掛かることは出来ません。ようやく出会えたときの感慨はひとしおです。
勿論、調査終了後には元いた場所にそっとリリースしてきました。
今後も彼らが元気に暮らしてくれれば良いのですが…。
絶滅危惧種と言えば、今回はもう一種にも出会えました。
それがこちらです。どうぞ！！
のそのそ歩き回ります。
カナブン、ではありません。エゾゲンゴロウモドキという水生昆虫です。
彼らも絶滅危惧Ⅱ類に分類されている種です。ゲンゴロウと言えば昆虫なのに腹側に空気タンクを装備し、数十分潜水して泳ぎ回るという離れ業をやってのける事で有名ですね。
個人的には昆虫で一番好きなのがこのゲンゴロウたちなので、これが捕れたときには思わずはしゃいでしまいました。
勿論こちらもすぐにリリース。
希少な生物たちに出会えたことに感謝しつつ、毎日月が昇るまで調査に明け暮れる日々となりました。
三日月が毎日綺麗に見えていました
さあ、調査も終わり、実験の日々が始まります。
データをきちんと出せるように頑張ります…！！！
やまだ
（今回の調査は北海道庁の特別な許可を得て行っています。また捕獲した生物は全て元いた場所に放流しています。）
