D1のChrisの修士論文がEcology of Freshwater Fishにアクセプトされました。彼の2本目の論文になります(1本目はこちら)。河川性オショロコマの降下回遊パタンを調べたものです。
Ayer C, Katahira H, Fukui S, Koizumi I. (2018) Seasonal patterns of downstream movement in partially migratory stream-dwelling Dolly Varden. Ecology of Freshwater Fish, 27, 247-254
彼は寄生虫に興味があり、修士課程では魚類寄生性のエゾビルがオショロコマの降下行動に与える影響を調べていました。しかし明瞭な結果がでなかったのと、手法に不確実性があったことからエゾビルの結果は論文には加えませんでした。本人はどう思ってるか知りませんが、個人的には大好きなオショロコマの生活史の一端が分かり非常に満足しています(笑)Koizumi et al. (2006) J Fish Biol に続き、お気に入りの論文になると思います。サケ科魚類の回遊生態において重要な知見になると信じています。
博士ではしっかりと自分の愛する寄生虫を研究して下さい!
おめでとう!
ちなみに、ブログでいうとこの時の研究です。冬はさすがに寒そうですね!笑