PDの池田です。
昨日一昨日は大滝セミナーハウスで「哺乳類研究交流会」を開催しました。
この交流会はラボの片平さん(PD)と内田君(D1)、東京農大のS氏(D3)、帯広畜産大のS氏(D3)とO氏(D1)、酪農大のI氏(M2)の7名で企画しました。
そもそも企画がスタートしたのは、背中合わせである内田君との会話から企画がスタートしました。
皆さんもご存知だと思いますが、多くの哺乳類が日本に生息しています。
そのため、多くの研究者がいて、研究を行っている大学もあり、毎年1回哺乳類学会が開催されています。
しかし、北海道(おそらく全国)で、学生が主体で研究を紹介し、議論し合う企画はありません。
多くの哺乳類が生息しているのに、学生間が交流する機会がなく、他種の研究を知ることができないのは、非常にもったいないことだという話をしていました。
6月下旬深夜、たまたまその話を片平さんとしていると、片平さんが「魚類系の学会は若手の研究交流会がよく行われているよ」と、西日本で魚類研究をやっている学生が主体として開催している「水生生物勉強会」のことを教えてくれました。
その後すぐ、深夜の勢いで各大学の企画者と連絡を取ると、次の日には「OK」の連絡をもらい、フィールド時期で忙しい中準備をして、無事に開催することができました。
当日は北大、農大、畜大、酪農大、岩手大、東京農工大の学生28名とPD3名の計31名が参加しました。小泉研からは片平、池田、内田、谷尾(研究生)、Jason(研究生)の5名が参加しました。
Jasonのために英語のスライドをお願いし、有志にもかかわらず多くの学生が用意してくれて、英語で交流もしていました。
対象種はエゾシカ、ヒグマ、アライグマ、ウサギ、イイズナ、エゾクロテン、ゴマフアザラシ、ゼニガタアザラシ、エゾリス、ネズミイルカ、ヤチネズミ、イルカ類などなど様々な種の研究事例がありました。
参加者は初め緊張していましたが、時間が経つにつれて緊張もほぐれ、非常に盛り上がりのある発表が続きました。
質疑応答は学会のような研究への鋭い意見だけではなく、他種の研究に対する興味本位の質問など学会ではあまり聞くことのできない質問、学会ではあまり質問のできない研究を始めたばかりの学部生からの質問もありました。
懇親会であるBBQは発表中降っていた雨も止み、ここ最近の気温では珍しく暖かく、交流は深夜まで及びました。
初回ということで色々と反省点などがありましたが、有意義に感じる参加者がほとんどで継続的に実施できるような環境が整いました。
今後は道内だけではなく、全国展開も考えつつ、哺乳類の研究を行っている学生を盛り上げていこうと考え、自分も若い学生から刺激をもらえた企画だったと思います。
池田