動物生態学コース

2013年度(4月現在)

教員

教授
高田 壮則/Takenori TAKADA

理論生態学、数理生態学、個体群生態学
数理的手法を用いて植物や動物の生活史や個体群動態について研究を行っている。

准教授
新岡 正/Tadashi NIIOKA

環境医学、脳健康科学、環境生理学
ストレス刺激に対する生体反応および中枢神経系の活動や機能に及ぼす種々の 刺激の影響をヒトあるいは小動物を対象として研究している。

准教授
野田 隆史/Takashi NODA

群集生態学、個体群生態学、海洋生態学
おもに海岸生物を対象に、個体群動態や種間関係、群集構造の特徴とその決定機構の研究を担当

助教
小泉 逸郎/Itsuro KOIZUMI

フィールドベースの動物生態学(特に、サケ科魚類のメタ個体群生態学)
サケ科魚類が好きだったので何でも興味を持って調べていました。気がついたら、個体群生態、 集団遺伝、進化生態、行動生態、景観生態、保全生態、と幅が広がりました(理論も少しは分 かります)。今後は学生の要望に応じて対象生物の幅も広げていきたいです。

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ポスドク

小泉研(学振PD)
片平 浩孝/Hirotaka KATAHIRA

通し回遊魚における宿主-寄生虫関係
明治後期から昭和初期にかけて、寄生虫は我が国における動物学の一角を担う存在でした。しかし時は流れ、現在、“フィールドベース”の寄生虫研究はすっかり下火になっています。かつての寄生虫フィーバーを巻き起こすべく、彼らが「普段どのように生活し」「いかにして今日まで生きながらえてきたのか」おもしろおかしく解き明かしていくつもりです。

小泉研
油田 照秋/Teruaki YUTA

シジュウカラの繁殖生態
北大苫小牧研究林にて巣箱を大量にかけてシジュウカラの繁殖を調査する、 というフィールド重視の研究をしています。特に個体レベルの調査から、 DNA分析を用いて適応度を考えた進化生態や行動学の研究をしたいと考えています。

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博士課程

野田研D3
萩野友聡/Tomoaki HAGINO

岩礁潮間帯
生物多様性の階層構造に対する種内分布と種間分布の効果をシミュレーション手法を用いて研究しています。 これを岩礁潮間帯の貝類群集に適用して"多様性とは何なのか"という問いに少しでも答えられたらと考えています。

野田研D3
濱崎 眞克/Masayoshi HAMASAKI

キタホウネンエビの個体群維持機構の解明
キタホウネンエビは北海道石狩市と本州の下北半島でのみ確認されている春季の一時的な水溜りに発生する節足動物である。 孤立した地域の不安定な繁殖環境において どのようにしてこの種が絶滅を回避し、個体群を維持しているのかを調査する。

野田研D3
浦 巧/Takumi URA

鳥類群集の動態と人間活動の影響 オオバンやバンの行動と設計特性
高校時代(1978年)から釧路市内の春採湖で水鳥の調査を始め、 現在は、釧路湿原、春採湖、石狩平野、札幌市内、多摩川西表島で 鳥類群集、エゾシカなどの動態および人間活動の影響と 共存、バン やオオバンなどクイナ科の水鳥の行動を調査しています。

野田研D3
A.K.M. Rashidul Alam/アラム


Impact of marine biological invasion on community dynamics in intertidal rocky shore: Recruitment dynamics of Kita America Fujitsubo and the factors affecting its invasion.

小泉研D3
山崎 千登勢/Chitose YAMAZAKI

ヤツメウナギ
修士の研究では、北海道千歳川の支流でブラウントラウトと魚類群集の関係を調査していました。 博士課程では、ヤツメウナギの繁殖生態について研究しています。 博士1年目はプロジェクト参加の為、海外渡航中でした。

野田研D2
岩崎 藍子/Aiko IWASAKI

東日本大震災により岩礁潮間帯の生物群集が受けた影響とその回復過程
三陸をフィールドに、地震直後の生態系へのインパクトとその後の遷移過程の変異を過去のデータと比較しながら定量的に解析する予定です。

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修士課程

野田研M2
阪口 勝行/Masayuki SAKAGUCHI

東北太平洋沖地震がフジツボ類のメタ個体群動態に与えた影響:幼生の加入過程に注目して
元々別の大学で分子生物学を専攻しておりタンパク質の立体構造についての研究をしていたのですが、自分はインドア派じゃない!アウトドア派だ!フィールドワークがやりたいんだ!という事で、大自然を感じながら研究をする為に北海道にやって来ました。 残り1年ですが、悔いのないよう頑張りまっせ!!

小泉研M2
金澤 友紀代/Yukiyo KANAZAWA

湧水河川と非湧水河川でのニジマスの定着性
動物全般が好きで、フィールドで手に入れた情報を上手く使いたくてこの研究室にやってきました。魚の中では淡水魚が好きで、ただいま魚類の勉強中です!ダイナミックな北海道の自然に圧倒され通しです…!

野田研M2
佐原 良祐/Ryosuke SAHARA

岩礁潮間帯性腹足類における初期発生様式と個体群動態の関係
旭山動物園とラーメンと極寒で有名な北海道旭川で高校まで過ごし、すくすく大きく成長していきました。1年間の浪人を経て神奈川県のとある大学に通っていましたが、大学院では地元の北海道に戻り、今度は横にすくすく成長してきています。 趣味はペットの猫とじゃれあう事と、公園に行って散歩中の犬に絡みに行くことと、ランニングとサウナです。 特技は貝の同定です。 宜しくお願いします。

小泉研M2
高屋 浩介/Kosuke TAKAYA

外来アライグマの分布拡大過程
酪農学園大学では、豚とアライグマに青春をささげました。明確な答えが存在しない外来種問題に対して、アライグマと遺伝的なアプローチを通じて、自分なりの答えを探し続けています。広島県を離れてはや4年。北海道で研究を続けられる幸せをかみしめて過ごす日々です。

小泉研M2
乃美 大佑/Daisuke NOMI

カラ類の繁殖生態
フィールドがやりたい!ただそれだけだったのですが、大好きな鳥を追えることになって興奮しています。今年は油田さんにフィールドワークを教わりながら、シジュウカラの個性を量るということもやっていきたいと思っています。

野田研M1
金森 由妃/Yuki KANAMORI


野田研M1
大平 昌史/Masashi OHIRA

未定
趣味は自然観察、登山、剥製作りです。 生き物はなんでも好きです! とりあえずフィールドで実がなっていたら食い、動物の足跡あったら追い、動物の死体があれば拾います。

小泉研M1
内田 健太/Kenta UCHIDA

小型哺乳類の保全生態学的研究(仮題)
大学の中でキタキツネに、郊外でエゾリスに、登山でヒグマに出会う。そんな、野生生物が闊歩する北海道で、哺乳類を中心に研究します。どんどんフィールドへ出て、生物の面白さを感じながら、研究していきます。

小泉研M1
福井 翔/Sho FUKUI

在来イワナと外来イワナの種間競争と交雑
サケ科魚類好き(特にサクラマス)というのと、自然に近い状態の魚が見たくてこの研究室に来ました。只今勉強中ですが、フィールドに出て自然で起きている不思議なことや知らないことを沢山見ることができたらなぁ~と思っています。

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〒060-0810
札幌市北区北10条西5丁目
北海道大学大学院環境科学院・地球環境科学研究院
生物圏科学専攻 動物生態学コース