動物生態学コース

2015年度(4月現在)

教員

教授
高田 壮則/Takenori TAKADA

理論生態学、数理生態学、個体群生態学
数理的手法を用いて植物や動物の生活史や個体群動態について研究を行っている。

准教授
野田 隆史/Takashi NODA

群集生態学、個体群生態学、海洋生態学
おもに海岸生物を対象に、個体群動態や種間関係、群集構造の特徴とその決定機構の研究を担当

准教授
小泉 逸郎/Itsuro KOIZUMI

フィールドベースの動物生態学
サケ科魚類が好きだったので何でも興味を持って調べていました。気がついたら、個体群生態、 集団遺伝、進化生態、行動生態、景観生態、保全生態、と幅が広がりました(理論も少しは分 かります)。鳥類、哺乳類、寄生虫など対象生物もいろいろ扱っています。

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ポスドク

小泉研(学振PD)
片平 浩孝/Hirotaka KATAHIRA

通し回遊魚における宿主-寄生虫関係
明治後期から昭和初期にかけて、寄生虫は我が国における動物学の一角を担う存在でした。しかし時は流れ、現在、“フィールドベース”の寄生虫研究はすっかり下火になっています。かつての寄生虫フィーバーを巻き起こすべく、彼らが「普段どのように生活し」「いかにして今日まで生きながらえてきたのか」おもしろおかしく解き明かしていくつもりです。

小泉研(学振PD)
池田 敬/Takashi IKEDA

狩猟圧の異なる地域でのエゾシカの警戒行動
農工大から新たに小泉研に加入しました。近年、ニホンジカの個体数が増加し、分布 も拡大しています。その結果、自動車や鉄道との交通事故や植生への影響、農作物被害の増加などの問題 が生じています。このような問題を解決するために、シカの個体群管理が全国各地で行われており、 様々な手法が試されています。そこで、シカの警戒行動に着目し、狩猟圧に応じてどのように行動を変化させている のかを明らかにし、シカ管理の一手となるよう邁進しています。

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博士課程

野田研D3
濱崎 眞克/Masayoshi HAMASAKI

キタホウネンエビの個体群維持機構の解明
キタホウネンエビは北海道石狩市と本州の下北半島でのみ確認されている春季の一時的な水溜りに発生する節足動物である。 孤立した地域の不安定な繁殖環境において どのようにしてこの種が絶滅を回避し、個体群を維持しているのかを調査する。

野田研D3
浦 巧/Takumi URA

鳥類群集の動態と人間活動の影響 オオバンやバンの行動と設計特性
高校時代(1978年)から釧路市内の春採湖で水鳥の調査を始め、 現在は、釧路湿原、春採湖、石狩平野、札幌市内、多摩川西表島で 鳥類群集、エゾシカなどの動態および人間活動の影響と 共存、バン やオオバンなどクイナ科の水鳥の行動を調査しています。

小泉研D3
山崎 千登勢/Chitose YAMAZAKI

ヤツメウナギ
修士の研究では、北海道千歳川の支流でブラウントラウトと魚類群集の関係を調査していました。 博士課程では、ヤツメウナギの繁殖生態について研究しています。 博士1年目はプロジェクト参加の為、海外渡航中でした。

野田研D3
岩崎 藍子/Aiko IWASAKI

東日本大震災により岩礁潮間帯の生物群集が受けた影響とその回復過程
三陸をフィールドに、地震直後の生態系へのインパクトとその後の遷移過程の変異を過去のデータと比較しながら定量的に解析する予定です。

小泉研D2
乃美 大佑/Daisuke NOMI

カラ類の繁殖生態
フィールドがやりたい!そういってこの研究室に飛び込んでから早3年が経ちました。油田さんから苫小牧のフィールドを引き継ぎ、現在は複数回繁殖をメインのテーマとして研究を行っています。

小泉研D1
内田 健太/Kenta UCHIDA

エゾリスの個性と都市適応
世界規模の急速な都市化に伴って多くの生物が都市に進出しています。そうした生物は、都市特有の行動や生活史を持っていることが近年分かってきました。私は、都市適応する小型哺乳類の一種であるエゾリスの行動や個性に着目して、生物がなぜ、どのように都市に適応しているのかを明らかにすべく研究をしています。生物の不思議に迫ることで自他ともにワクワクできたら最高です。

野田研D1
大平 昌史/Masashi OHIRA

外来種であるキタアメリカフジツボの個体群動態
学部生の頃は別の大学でエゾフクロウの研究をしていましたが、 もっとフィールドベースの基礎生態学を学びたいと思い野田研究室に来ました。 趣味は生き物観察、釣り、動物の標本を作る事です。

野田研D1
金森 由妃/Yuki KANAMORI


小泉研D1
福井 翔/Sho FUKUI

外来カワマスと在来アメマスの種間関係
最初はフィールドでのサケ科魚類研究に憧れてこの研究室を選びました。今では 毎年100日近くはフィールド調査に出かけています!一生懸命集めたデータを 少しでも早く報告できるように頑張っています!

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修士課程

小泉研M2
大磯 毅晃/Takeaki Oiso

十勝川流域の比較系統地理
北海道の美しい風景、美味い酒・料理、珍しい生き物 etc.. をしこたま楽しみたいと思い北海道に来ました。 修士の2年間では十勝地方のさまざまな場所で魚類・両生類・甲殻類などを捕まえ、地域間の遺伝子の違い・多様性のパタン・その要因について調べようと思っています。

小泉研M2
大久保 隆/Takashi Okubo

サクラマスの生活史分岐
釣りが好きなこと、魚が好きなことがこの研究室に来たきっかけでした。これからはフィールドに出て、北海道の自然をしっかり感じつつ、自然の魚達に触れ合えればなと思います。学部時代に学んだ生理学を組み込んだ生態学、そんな研究が目標です!

野田研M2
胡 之陽/Shiyo KO


野田研M2
平賀 優大/Yudai HIRAKA

岩礁潮間帯の生物群集における遷移の空間変異性
古生物を知るには生態学も学ばねば!という思いで大学院に進学しました。 北海道の美しい自然の中でフィールドワークができる幸せを噛み締めつつ、研究 に取り組んでいます。

小泉研M2
山田 健太郎/Kentaro YAMADA

ウグイの降海性の進化
美味しくない、臭い、釣りの邪魔…と評判の悪い魚「ウグイ」の回遊の研究をしています。普段は嫌われ者の彼らの秘密を解き明かし、少しでも彼らに興味を持ってもらえるように頑張ります。

小泉研M1
Chris Ayer

外部寄生虫がサケ科魚類の回遊行動に与える影響
こんにちは、クリスです。カナダから来ました(交換留学のため2008年から2009年までと2010年から2011年まで札幌に住んでいたことがあります)。私は淡水の寄生虫とその生態に興味があります。自分が主体となって研究をするのは今回が初めてですが、ラボのメンバーと一緒に頑張りたいと思います。

野田研M1
立花 道草/Michikusa TACHIBANA


学部の時は琵琶湖県の大学にいましたが 幼い頃にときめきを覚えた磯の生き物たちが忘れられず、ここまでやってきました。 僕の名前には「目標にまっすぐ進まず、道草を食え」という願いが込められているらしいので 由来通り、フラフラとした日々を送りたいと思います。

小泉研M1
渡辺 充/Mitsuru WATANABE


「自然が好き!」「フィールドワークがやりたい!」「生態学を学びたい!」と いう気持ちから勤めていた会社を退職し、ここに来ました。生態学に関しては初 学者ですが、本で学ぶだけでなく実際にフィールドに出て、体全体でその面白さ を学びたいです。主に野生動物の保全や行動生態に興味があります。

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札幌市北区北10条西5丁目
北海道大学大学院環境科学院・地球環境科学研究院
生物圏科学専攻 動物生態学コース