Moi
場所が違えば、そこに住み生き物も違いますよね。旅が好きな自分は、必ずその土地の文化や人間社会と同様に、自然を見るのが好きです。初めて訪れる土地の生き物やそれを取巻く自然環境、どこが日本と似ていて、どこが違うのか、それを考えることが楽しいです。そこで、今回はせっかくなので6月に学会のために訪れたフィンランドで出会った生き物を紹介します。
エクスカーションで訪れた原生林(Evo Kotinen primeval forest)の朽木。
地面には、苔がびっしりでした。
わずかながら発見できたリスの食痕が、この神秘の森のどこかに彼らが潜んでいることの証でした。
まず何といっても・・・リス!!フィンランドには、Eurasian red squirrel (Sciurus vulgaris)がいます。エゾリスはその亜種にあたります。確かに、同じリスにみえますが・・・・
エゾリスよりも
・体サイズが小さい (250gほどにみえた。エゾリスは300-400g)
・体が赤い(さすがred squirrel)
・顔が幼い(初めは幼獣かと思いました)
何が、このような違いを生み出しているのでしょうか?違う点は幾つかありましたが、やはり愛される生き物、市民から日常的に餌付けされていることに関してはエゾリスと同じでした。また、郊外の針葉樹林から都市部の公園にも生息する点もエゾリスと同じです。
ここからは、鳥類たちです。まとめて紹介します。
・キタリス Sciurus vulgaris
・シジュウカラ Parus major
・コクマルガラス Corvus dauuricus
・カナダガンとカオジロガン Branta canadensis、Branta leucopsis
・アオガラ Parus caeruleus
・ズアオアトリ Fringilla coelebs
・公園のカオジロガン Branta leucopsis
・ハト
・ホシムクドリ Sturnus vulgaris
・カンムリカイツブリ Podiceps cristatus
・European blackbird urdus merula
なんと、かの有名なマリメッコやiittalaの店が並ぶ大通りにミヤコドリがいました!!最高ですね☆
他にも、カモメや、キツネ、ウサギ、カササギ、モモンガを見ることができました。非常に楽しいですね。そして、ヘルシンキ市内の公園やとおりでは実に多くの生物を観察することができます。これでは、UrbanEcologyのやりたい放題ではありませんか!!羨ましいですね~フィンランドの街は美女が多いだけでなく動物も多くいるなんて・・・
そんなこんなで、非常に楽しい学会&フィールドトリップになりました。
加えて、Helsinki Univ.の学生とのDiscussionやMeta-population research groupの使っている施設 (Lammi Biological Station)での話を聞いて、Helsinki大もいいなと思うようになりました。
またフィンランド行きたいな~。
Uchi