こんにちは,D1の渥美(連投)です。
さっき小泉研に来て書いた論文が初めて受理されました。うれしい。
論文書きのコツを得るまでに時間がかかってしまった論文ですが,
小泉さんとの論文書きはとても楽しいです。
この論文は僕の通算では3本目です。
とても簡単な記載論文です。ひとことでいうと…
「エゾウグイの体サイズ&成長スピードは環境によって全然違う!
ついでに成熟サイズも違うが成熟年齢はほぼ一緒!」
です。こうゆう小ネタを拾ってくれる雑誌はとてもありがたい。。
きっと下2つのエゾウグイくん&ちゃんの写真にノックアウトされる人が続出したことでしょう。
論文紙面に写真乗っけるとしばしばお金取られるので,
HPに写真を載せる機会が来ることを心待ちにしていました。
やっとチビエゾちゃんの可愛さを日本中に知らしめることができてとても嬉しいです。
Atsumi K, Koizumi I (2017) Early maturation of rosyface dace,
Tribolodon sachalinensis (Cyprinidae, Cypriniformes) in a small isolated population Biogeography
別刷り希望の方はお気軽にメール(k.atsumi115[at]gmail.com)ください。
どうもオスがメスよりも早死に&結果として小さい傾向があるようで,
楽しくなって色々書いたのですが,
別の雑誌に出した時に落とされてしまいトーンダウン。
因みに,このLive fast die young戦術あるいはfemale biased sexual size dimorphism,
多くの生き物で見られます。その条件は,
・メスは成長してデカくなるほど(卵沢山産めるから)多く子孫を残せる
・オスはデカくなったからと言ってそんなに多く子孫を残せるわけではない
そうすると,メスは若いときに子作りよりも自身のサバイバル&成長にエネルギーを費やし,
オスはそんなことよりもひたすら繁殖に身をやつす
というオスメスで違った戦略が都合よいのです。
あとは紙面の都合で論文に出せなかった図もあります。
もったいないからここで出します。
いい論文たくさん書いてるすごい先輩(PD)にその秘訣を聞いたら,
「常に査読中の原稿を切らさない」と言っていました。
すげえ。僕も頑張ります。
渥美圭佑