こんにちは。山﨑(Zack)です。
先日、苫小牧研究林に実験設備の撤去に行ってきました。
苫小牧は故中野繁さんなど河川性魚類の研究が盛んに行なわれており、いまでも実験設備が残っています。しかし、最近はめっきり魚類を研究する人も減って、実験設備などもあまり使われなくなってきました。。。
ですので、今回は苫小牧研究林の紹介も兼ねて、魚小屋(実験水槽)について紹介します^^
まずは長期研究・実験には欠かせない長寄宿舎。見た目はちょっと古いですが、トイレ・シャワー・炊事場・乾燥室・暖房・寝具が完備されていて、とっても快適です。利用料もとっても安いし、フィールドに隣接しているので使い勝手も最高です^^
さて、長期宿舎から徒歩3分、鬱蒼とした植物の中に佇む廃墟・・・じゃなくて、水槽小屋です。
誰も利用していないため、この時期は流石に草がボーボーです^^;
自分は水槽小屋1をメインで利用しています。室内には、写真の様な水槽が全部で6つあります。飼育水は地下水を汲み上げたり、隣接する幌内川から揚水することで利用可能です。更に、側面がアクリルになっているので、横から水中を観察することも可能です。反復もとれるし、行動観察も可能で、まさに実験にうってつけの環境です。
水槽小屋2にも、規模が小さいですが、同じような水路が8本あります。これらの水槽は実は苫小牧研究林の技官さん達の手作りです。器用で親切な技官さんが沢山いて、研究装置の相談や作成も手伝って頂けます。
他にも、超大型の水槽があります。これは、シロザケやサクラマスなどの行動観察などを想定した水槽で、上から見るとドーナッツ型をしています。つまり、ドーナッツの穴から水槽内が観察できるわけです。いつかは、大型の魚類の行動観察もやってみたい・・・かも?
使いやすい長寄宿舎や実験施設、協力的な技官さん達など、苫小牧研究林は研究をするにはもってこいの環境です。どんどん、利用してくださいね!