秋の調査報告〜苦しい時は無理にでも楽しもうよ〜

ご無沙汰です、D1内田です。

早いもので今年も師走がやってきました。今年はラニーニャの影響か冬の便りが例年よりもかなり早い気がします。。。いや、間違いなく早い。そのおかげで調査は大苦戦、これまでの調査で最も大変でした。でも、当初1か月の予定が約2か月間(10月~11月後半)自然と戯れることができたので、精神的にはとても楽しかったです。

今回は、ちょうど先週終わった秋のリス組調査の模様を写真フル活用でご紹介します。今回は、文字少なにお送りいたします。というのも、今年の調査はこれまでにないくらい厳しく非常に辛かった故に色々と綴ってしまいそうなので。だから今回はなるべく楽しく明るくをモットーにみんなで頑張りました。そんな雰囲気を写真でお伝えしますね。

これが調査中の我がお城。年間少なくとも3ヶ月は寝袋生活を続けて4年目

これが調査中の我がお城。年間少なくとも3ヶ月は寝袋生活を続けて4年目

修士時代は、家がない中年間4ヶ月調査をしていました。昔の自分からすると、今の状況は天国です。今のこうした恵まれた環境は、苦労する小汚いかわいそうな学生に見かねた地元の人たちが、助け舟を出してくれているお陰です。自分の調査は本当にたくさんの方々に支えられています。感謝です。

毎年DIYしています。

毎年DIYしています。


毎年、日中の調査が終わった後の夜に色々作って実験しています。今年は結構いいものができました。調査に来ている時はとにかく、可能な限り手足を動かすのがリス組のお約束。Try and Errorです。 この結果もそのうち成果として報告します!

ちょっと一息

ちょっと一息

リス調査にはいつもたくさんの助っ人が来てくれています。みんなありがとう。

秋の調査はイロトリドリです。モデルは、帯畜大のPD嶌本さん

秋の調査はイロトリドリです。モデルは、帯畜大のPD嶌本さん

 

りすっとび

りすっとび

こうやって飛んでから木に登るんですね〜。

日の出前から調査開始します

日の出前から調査開始します


今年の秋は、通算50日フィールドにいましたが休みの日は2日。。。それも一日休みはゼロでした。まあ、とても贅沢なことですよね☆

こんな中、何時間も野外にいます。

こんな中、何時間も野外にいます。


リス捕獲時の保定作業は、手袋をはめると感覚が鈍るので内田は素手でやります。リスの心拍数や微妙は呼吸や動きを感じ取るために。。。でも寒いと鈍くなるので本当つらたんです><

たまにはゆっくり体を休めましょうよ

たまにはゆっくり体を休めましょうよ

帯広といったら町中にあるモール温泉。たまには体をゆっくり休めて。。。と思うけどついつい熱い会話が弾んでしまいます。2時間以上入っています。。。谷吉目が死んでるぞ、大変だったねお疲れ様でした。

こんな出会いもあります

こんな出会いもあります

郊外の調査地にはこうした捕食者がたくさんいます。

チームミーティングが調査ではマスト

チームミーティングが調査ではマスト


チームで行動するリス組は、3日おきにチームミーティングをしています。こうすることで、メンバー全員が情報・意識を共有することができて、不測の事態が付きまとうフィールド調査を効率的に行うことができるんです。こうしたチームマネジメントに力を入れているのも、リス組の特徴。哺乳類研究や様々な場面で組織・チームマネジメントは重要な要素になります。そうした訓練も必要ですよね。。。

水先案内人

水先案内人

今回も贅沢にリス達と戯れて参りました。こうして振り返るとまた今すぐにでも戻りたくなって来ました。。。これからデスクワーク、リス達に遊んでもらった分しっかりと成果を出していきます。

 

今回は文章を綴らなかったので、次回はもう少し色々書いてみようかな。

それでは、再見!
うち

追伸:

10月末に都市計画学会札幌支部大会で発表を行いました。工学部の都市計画研究室の同期と、都市計画や公園管理が人間と野生動物の距離関係に与える影響を調べた結果を発表しました。念願の異分野への切り込みでしたが、たくさんの収穫がありました。隣の芝を覗いてさらに足を踏み入れることで、自身の研究を客観的に捉え直して可能性を広げることができて非常に刺激的でした。本発表では、新規性(意外性?ww)と面白さを認めて頂き、発表賞を頂きました。たくさんの刺激を貰った上に表彰までして頂いて、ひたすら感謝です。異分野、最高に楽しかったのでまた違う畑に足を運んでいきます!皆さんも機会があれば異分野に。。。