最近アキアカネ(?)が飛んでいます。札幌のエゾリスたちも、まだ青いクルミの実を一生懸命集め始めました。そろそろ秋の訪れを感じる今日この頃です。
こんにちはD2の内田です。
不安いっぱいで始めたクラウドファンディングが、なんと支援者80人(達成率126%)という信じられない結果で締め切りを迎えました。知名度もなく業績もない自分が、こうして多くの方々から応援して頂けることに感謝と喜びでいっぱいです。
今回の挑戦では様々な形で、たくさんの人にご協力・応援をして頂きました。Academistさんや支援者の方を始め、札幌の公園の方々、円山動物園、新聞社、友人、市民の方々、SNSのフォロワーなど並べたらキリが無いくらいです。本当に本当にありがとうございました。そして、かわいらしい姿で人々を魅了するエゾリスたちにも感謝しないといけないです。
喜びに浸る一方で、今は研究が始まるというワクワクと責任感の狭間にいます。皆様からの応援に応えたれるよう、入念な準備を持ってして秋の調査に臨みます。『勝って兜の緒を締める!』
今回の挑戦では、普段の研究生活では気づかない部分を見ることができました。その一つが、一般の人の科学もしくは生き物への関心を活かす場としてのクラウドファンディングの役割です。クラウドファンディングは、一般の方がパトロンになります。クラウドファンディングの原型は、書籍の出版だそうです。それが現在、スポーツや芸術、NGO活動など様々な分野で盛んに行われています。その中で、これまで一般の方が「興味があるけど関わる機会が少ない」、「当事者意識をもって関われない」と感じてきた自然科学”研究”に、出資者という立場から直接関わる(貢献する)ことができます(内田のおかん 2016)。サイエンスカフェなど、お客さんという立場ではなく出資者という立場。そして、そのおかげで私たちは研究ができる。確かに、まだ多くの課題も多くあるでしょう。でも、実学・応用を考える自分にとっては、それ自体がアウトリーチにもなるこのクラウドファンディングは今度生態学分野でも広まっていったらいいなと感じました。
論文の修正・新規執筆、調査準備等々で慌ただしい毎日ですが、地道に研究成果を出して様々な形で還元できたらと考えています。
では、また( `―´)ノ
内田