はじめまして.
小泉研にやってきて1年が経ち,ようやく初めての投稿です.
現在修士2年の原成月(はらなつき)です.
今回は7月21日(金)札幌で行われた「カルチャーナイト2023」に参加してきた内容についてです.
カルチャーナイトってなに?
カルチャーナイトとは市民,企業と行政など,みんなで作る「まちの文化祭」です.
文化活動を通じて,文化活動を発信し,市民の地域文化への関心を高め,
新しい地域文化の創造と発展に寄与することを目的として活動が行われています.
(カルチャーナイト2023HPより参照)
驚きなのは,このイベントの規模感です!7月21日の一晩限りのイベントなのですが,
な,なんと参加団体は101団体,札幌市内66ヶ所にてイベントが行われる
超ビッグスケールなイベントなんです!!
(このことはブログを書いている時に知りました笑)
参加される66ヶ所の施設のうちの1施設である西岡公園様からお誘いしていただき,
私たちが普段研究している内容の一部を一般の方々へ向けて解説する,
研究活動や生き物のことに関する内容のアウトリーチをしてきました.
といっても,内容はゴリッゴリに「研究!!」という感じではなく,
カルチャーナイトに参加してくれる小学生や中学生を対象とした内容で企画を行いました.
カルチャーナイトスタート
さあ,準備はできました.
18時開始と同時にたくさんの方々が展示に足を運んでくれました.
ちなみに私の企画内容は「さかなの鱗を観察しよう」と題しまして
ウロコを用いた魚の年齢査定やウロコの働きについて解説をしました.
参加体験型の方が小学生たちは楽しいに決まっている!!
ならば,,
ウロコを用いた年齢査定チャレンジやってみよ〜〜!
なるべく年齢査定がしやすいウロコ
(元々の大学同期からクロダイのウロコを借りました〜,サンキューヒロキ!)
を使って挑戦してみたのですが..
小学生A「線がたくさんあってわかんなーい!!」
小学生B「どこを見ればいいの〜!?」
とあれれれれ,予想していた反応とはちょっと違う?
「すごい!」,「これが年輪か!」という反応を予想していたのですが汗
しかし,ウロコの機能だったり,ここをみたら年齢がわかるよ〜と
説明することでどんどん興味を持ってくれました!
よかったよかった!!一安心〜
と,ここで一旦他の研究室メンバーの展示を見ていると
今年やってきた修士1年の早川くん
彼はクワガタ大好き青年で
ミヤマクワガタとノコギリクワガタの生体展示とともに,
自分で作った(すごすぎる...)クワガタの標本を引っ提げ
小学生を目の前にニコニコで解説をしていました.
ちなみに,展示内容としてはサイズの違いによるオスの大顎の形態の違いについてや
クワガタのメスの種類の
標本を交えて説明していました〜
クワガタの生体(しかもとっても立派なサイズ!)を展示していたため,小学生は大喜び!!
ぐぬぬぬぬ,僕もお魚の1匹,2匹持ってきたらよかったです泣
そしてそして
そのさきを見ると博士3年の長谷川さん.
こちらもたくさんの寄生虫の種類を用意していて
変わった形の寄生虫たちに小学生たちは釘付け.
この展示を見た小学生の中から寄生虫の研究をしたい!という小学生や
寄生虫が見たくて今日はここに足を運んだという小学生もちらほら
今日がきっかけでさらに興味を持ってもらえたら研究者冥利に尽きるのではないのでしょうか??
また今回の展示は小学生から中学生向けに作ったものなのですが
中には親御さんたちの食いつきがすごいことも!
「すごーい,ウロコってこんなふうに見えるんだ!」
「ウロコで年齢がわかるってほんと!?どうやって!?」
とお子さんたちよりもたくさん質問してくれる親御さんたちも!!
アウトリーチのイベントに参加すると,普段なかなか得ることができない
ピュアな反応を見ることができるため,とても新鮮です.
自分の研究や面白いと思ってくれることを
お伝えできてよかったなぁ〜と心の底から思います.
異文化交流!?
昨日から観光で日本にやってきたという
3人の韓国人女性たちがこのイベントに参加してくれました.
僕のウロコの話に興味を持ってくれたみたいで辿々しい英語で解説をしました〜笑
限られた滞在時間の中でこのイベントに参加してくれるとは嬉しい限りです!
観光楽しんでくださいね〜〜
カムサハムニダ!!
そんなこんなで18時からスタートしたカルチャーナイトも大盛況の中,21時にはおしまいです.
名残惜しそうに帰っていく人たちの背中を見送りながら
企画を楽しんでくれた満足感と喋りすぎた疲労感に包まれて
帰路に着く小泉研メンバーでした〜
またこういった研究アウトリーチ活動があったら参加したいですね.