こんにちはD3渥美です!
札幌キャンパスも紅葉で手稲山に雪が積もり もう冬の入り口ですが、
苫小牧研究林ローカルアイドル・M2舞田に手伝ってもらって
元気にフィールドに行ってきました!
今回の目的はトミヨ(北海道名トンギョ)遺伝子サンプル集めです。
トミヨといえばトゲウオの仲間。
トゲウオといえば、東海地方民の僕からすれば
超田舎の湧き水にしかいない激レアな魚というイメージがあるのですが、
なんとまあ、北海道にはどぶのようなその辺の川にたくさんいます。
なので、トミヨは札幌市内でもたくさん集まります。
しかも集め方は超シンプル、
草の生え際をさで網でわっしわっしすればよいのです!
(もちろん北海道等関係機関からの許可をもらっています)
ショッカーも投網もいらず超お手軽!
場所によってはトミヨ属淡水型・エゾトミヨの2種が集められます。
この2種類では、エゾトミヨ♂の猛アタックが
淡水型♀との交雑を引き起こすことが、
美幌博物館・町田さんやその先達方の研究でわかっています。すげえ!
2種の分布も特徴的です。
淡水型が広く分布して(北大内にもいっぱいいる)、
エゾトミヨは上流の流れの緩いところにだけいるので、
生息地が重なる場所は札幌市内に独立して何個もあるのです。
おもしろそうでは??
しかも、扇状地札幌はしばしば川が急で小規模ダムがいっぱいあるので、
同じ川でも生息地は超分断されています。当然 2種の比率も違います。
なんか研究になりそうでは??
とはいえ、ウグイといいトミヨといい、僕の調査地は
人口200万を擁する政令指定都市・札幌です。
お手軽なのは素晴らしいがこれでいいのか…?
と思っちゃうときもあります!!
まあ、ヒキコモリにはヒキコモリなりの研究スタイルもあるんです!
ではでは!
渥美圭佑