こんばんは!乃美です。
気づけばもうD3なんですね。いや~、あっという間ですね。なんか信じられないです。
さて、そう、あと2種残してるんですが、どうもアップする気にならないんですよね。飽きたのかな~?。
というわけで今回はカラ類の知られざる夜の生態を少し紹介したいと思います。
去る一昨年の冬に巣箱のねぐらの調査を行いました。
これをやろうと思ったきっかけは単純で、冬寝ている間に捕まえておけば夏に親鳥を捕まえる必要がないんじゃないかという素晴らしい?発想からでした。
繁殖期の捕獲は親鳥が警戒して捕まえにくい、ディスターブが大きいという欠点がありました。
冬にやろうと思ったのは、夏だとクマが出るのが怖いからです。
過去には夏の夜に一人で魚の調査する元小泉研OBもいましたが、まあ彼は例外でしょう。
一人でもはやり夜の森は怖いので毎回後輩に来てもらいました。
真っ暗闇の中は方向がわからないので、コンパスは必須。それでも昼間より倍近く時間がかかりました。時折するガサッという音やシカの叫び声にビビリながらもなんとか300個クリアしました。
結果は上々。300個中45個に鳥が入ってました。10個に1羽ぐらいいればいいかなと思っていただけに驚きの収穫でした。
それよりも驚きは種構成でした。
ほぼシジュウカラだけでほんの1,2羽ハシブトガラとゴジュウカラが入っているだけででした。ヒガラ、ヤマガラは全くおらず。
繁殖期に利用する割合とは明らかに異なるので、何か理由がありそうです。
文献を調べてみるとはやりカラ類、ヨーロッパでも日本でもやってる人いました。結果はほぼ同じでシジュウカラが9割。
しかし、明確な理由が書かれたものはありませんでした。
カラ類といえどもまだまだわからないことがあるみたいです。
ちなみに去年の夏どうだったかというと、冬に捕まえた個体は親鳥の個体数の半分以下でした(笑)。まあ、これもフィールドの良さであり面白さでしょう(笑)。
来月もお楽しみに。