乃美です。久しぶりの投稿です。
先日27日から1日にかけて研究室OBの油田さんに会いに行ってきました。
油田さんは僕が修士の時から鳥の研究のお世話になっていた先輩で、4月からトキの調査のため新潟大のポスドクとして佐渡で生活しています。
佐渡へは苫小牧からフェリーで新潟を経由して行きました。
初日の夜フェリーのビンゴ大会でトランプをゲット!
これが後々かなり役にたちました。
佐渡に着いたのは28日の夜10時。丸一日かかりました。
この日は久しぶりの再会を祝い乾杯。
翌日は朝から野生のトキを観察しました。
トキはかつては全国に生息していましたが、明治時代に狩猟が解禁されて以降、あっと言う間に減少してしまいました。野生絶滅、中国からの譲渡、増殖・野生復帰事業を経て現在は150羽ほど野生下で生息しています。
水田地帯で小魚やカエルなどを食べて生活しています。
かなり近づいて写真が撮れるかと期待していましたが、意外にも警戒心が強く、50mほど離れた車の中から観察しなければいけませんでした。
油田さんは毎日この距離から各個体の足輪をチェックしているそうです。
僕もチャレンジしましたがかなり難しかったです。
野生のトキを観察後は、佐渡の観光へ。金山や酒造、古い町並みを見学してまわりました。
江戸時代の採掘の様子。穴の中は10℃で半袖では寒いくらいでした。4時間交代で作業していたそうです。
酒蔵で試飲とお土産の日本酒を購入。ドライバーの油田さんは飲めませんでしたが。
佐渡の観光名物たらい舟にも乗船。今回の旅は野田研の2人も参戦してくれました。
夕方になり、油田さんがトキのねぐらを案内してくれました。
5時半ごろから少しずつ集まってきました。
やはり300mmの望遠レンズでは足りません。スコープで観察&デジスコしました。
暗くてぶれますがせっかくなので飛翔シーンも。
場所を巡って争っているのか林の中で鳴き交わしていました。ファー、ファーとカラスのような鳴き声でした。
6時半ごろ、20羽ほど集まったところでねぐら入りも終わり、観察を終了しました。
近くの温泉へ行ってから夕食は回転寿司へ。
どれも美味しかったですが、一番は近海でとれるというノドグロ(アカムツ)。尋常じゃない脂ののりで魚とは思えませんでした。
翌日はトキの保護センター、海岸の景勝地などを見てまわりましたが、長くなるのでこのあたりでやめておきましょう。
とにかく満喫した2日間でした。2日間全力で付き合ってくれた油田さんに感謝です。