二度目のアメリカ~L.A.編~

こんにちは。

D3の内田です。北海道は数年に一度の冬の嵐に襲われました。そんな中、エゾリスたちは恋の季節です。先週の冬調査では、極寒にもかかわらず色恋に夢中なリスたちに生き物の本質を感じました。我々もかくあるべきかな。

-20℃にもなる冬の十勝。朝の美しさは格別です

-20℃にもなる冬の十勝。朝の美しさは格別です

 

明日から、アメリカに行ってきます。場所はロサンゼルス (L.A.ってやつです)。ディズニーランド?ハリウッド?いえいえ、真面目に研究です。
今回は、カリフォルニア大ロサンゼルス校(通称:UCLA)のDaniel Blumstein博士の研究室にお邪魔してきます。UCLAといったら超名門校。。。カレッジバスケの超名門校の一つだったこともあり、バスケ少年だった高校時代からの憧れでもありました。

 

Blumsteinさんの研究室では、現在生物の社会性、、行動の進化、野生動物の人馴れプロセスの理解や管理への応用、生物の都市適応、生物を介した我々人間の健康(?)について研究しています。

元々は、ロッキー山脈国立公園のキバラマーモットを使って捕食者に対する逃避理論を研究していました。フィールドベースで色々な手法を使った研究スタイルは非常に面白いです。それを、次第に鳥類はじめ生物一般に広げ、最近ではこうした強固な基礎理論を”人馴れ”の理解に応用した研究を展開しており、まさに私の興味のど真ん中を行く人です。古くから認識されてきた野生動物の人馴れですが、実は科学的アプローチはあまり多くはありません。Blumsteinさんは、世界各国の研究者と組むことで、多様な場所と種を使って、多方面からその理解を深めようとしています。また、Blumsteinさんの興味には必ず人間の理解があるように感じられ、生物を使って人間の現象のルーツ(うまい言い方が思いつかないボキャ貧)を探るような研究も行っています。論文の書き方もトリッキー。フィールド叩き上げだし、ロッキーでの長期のデータを持つし、Blumsteinさんの研究室に加わることができたらとても面白そうです。

嗚呼かわいい。。。

嗚呼かわいい。。。

ということで、今回は自分が今後当研究室で挑戦したいアイディアを伝えて具体的に話を進めることを目的に訪問してきます。さらに、Blumsteinさんはリス組の研究系にも大変興味を持ってくださっています。「データを持っておいで、一緒に解析しよう!」という、素晴らしいサジェスチョンを頂きました!なので、滞在期間中には、私が持つアイディア、研究結果についてセミナーをさせて貰います。

 

「Super未熟者が、Greatな先生のところに他流試合にいく」、ボロ雑巾にされることは目に見えています。でも、今はワクワクしています。少しでも多くのことを学び、次に繋げられるように人事を尽くしてきます☆

さらなる成長のために!

さらなる成長のために!

それでは~

 

内田