はじめまして。
M1の守田です。
入学してから気づけばもう半年以上が経過しているのにも関わらず、初ブログです…。
ではでは、簡単な自己紹介から。
生まれも育ちも北海道で、学部時代を「杜の都」仙台で過ごし、再び北海道へ戻ってきました。
アメマス(エゾイワナ)を対象に研究しています。
アメマスには河川で一生を終える残留型と、海へ下り大きく成長して再び河川へ戻る回遊型という二型が存在します。(誰が海へ行って誰が残るのか?)
しかし、残留型のみで再生産を行っている集団も存在します。
例えば、天然の滝や砂防ダムの上流に隔離されてしまった集団です。
こうした場所では回遊型が遡上できないため残留型のみで再生産をしています。
「回遊型という生活史が失われた場合(滝やダムの上流)、二型を持つ集団とは異なる適応的な遺伝的変異が蓄積されている(つまり進化が起きている)のではないか?」ということを明らかにするためDNAを利用して研究を進めています。
とはいえ、小泉研と言えば…フィールドワーク!
「サケ科 フィールド」「動物 生態 フィールド」などで検索すると研究室HPがヒットします。
私が小泉研を知ったきっかけはこれです笑
また、最近では過去のブログを読んでフィールドワーク込みで研究室訪問を希望される方もちらほらと。
日程等の調整がつけば、一緒にフィールドに出ることも可能のようです。
小泉さんや興味のある研究をしている学生にご連絡ください。
思う存分働いていただきますフィールドを体験できることでしょう!
ということで(?)
9月末に研究室訪問の学生と先輩のクリスさん、中村さんにお手伝いをいただいて道南で実施したフィールドワークの様子を紹介したいと思います。
私たち(通称:魚組)は「川に入る→魚を捕る→必要なデータやサンプルを取る→逃がす」が基本の流れです。
①川に入る
車で調査河川に直接アプローチできる場合もありますが、
ひたすら歩く!
②魚を捕る
過去のブログを読まれている方には毎度お馴染み「電気ショッカー」
ショッカーの重さはバッテリーを含め約15kg。
これを背負ってひょいひょい動ける某指導教員には驚くばかりです。
使い方はというと、水中に電気を流し、魚が一瞬麻痺したところを網ですくいます。
ぺーぺーの私にはこれが意外と難しい…。修業が必要です。
麻痺は一瞬なので通電を止めると、すぐに泳ぎだします。
③計測およびサンプル採取
まずは魚に麻酔をかけます。
できるだけダメージを与えないように、また手早く作業できるようにするための重要な手順です。
その後、体長や体重の測定、DNA抽出用の鰭、生活史判別用の鱗を採取します。
④逃がす
麻酔にかかった魚ですが、河川水に戻してあげると、再び元気に泳ぎだします。
これらの調査は北海道庁より特別な許可を取得して行っています。
このような許可申請も自分たちで行っており、調査前の下準備も色々あります。
私の調査はこれで終了。
来週からは福井さんの調査をお手伝いしに富良野へ行ってきます!
KD