こんにちは、D1内田です。
先日(1月9日)、第1回まるやま野生動物カフェが開催され、リスについての話をさせて頂きました。当初、参加者数40人を予定しておりました。しかし、最終的には50人にものぼる方々が参加してくださいました。お忙しい中、また遠路はるばる足を運んでくださり、ありがとうございました。
今回は、身近なリスについて、さらにそのリスを用いた研究について、トーク形式でお話してきました。現在、私は円山リスの会(仮名)という任意団体に所属しています。その中で、市民の方々を交え、円山を舞台に野生動物との関わり方について考えていく活動を始めました。
活動の第一回目として、我々の身近な存在であるエゾリスを取り上げました。まず、リスとは何かを世界のリス科についてや、国内のリスの種間比較を行いながら説明をしました。さらに、リス科を用いた研究及び調査方について、貧乏学生の生活や苦悩を交えながら紹介を行いました。
その中で、多くの方が日ごろからリスの行動や生態について興味や疑問を持っていることを知りました。また、そうした疑問に対して調査をしたい、調査を手伝いたいという声を多数いただいたことには驚きました。札幌にお住まいの方は、自然に対しての意識が高いのかもしれません。
円山近辺は、非常に豊かな森林が残されています。そのため、円山は都会にいながらにして触れ合える、貴重な自然体験の場として市民に親しまれています。しかし、そこに生息する生物は、餌付けを始め様々な人間活動の影響を日常的に受けている可能性があります。そうした可能性について、簡単なことから少しずつ調査をしていけたらと考えています。円山のフィールドはメインではありませんが、サイドワークとして関わっていけたらいいなと考えています。
また参加者の中には、学生(内田)のジリ貧研究生活っぷりを見兼ね、激励のお言葉をくださった方もいました。今後も、応援よろしくお願いいたします。
円山リスの会は、円山を舞台に野生動物との関わり方を題材にしたイベントを今後も開催する予定です。お時間がありましたら、ぜひ参加してみてください。
研究に没頭する毎日ではありますが、こうした活動が自分にとっての息抜きにもなっています。今後も、細~く長~く続けていきたいです。