院生/ポスドク希望者へ

研究室選びは非常に大事です。あなたの一生を左右するかもしれません。したがって当研究室を希望する方は本項目をしっかりと読んでおいて下さい。長くなってしまって申し訳ありませんが。。。(^^;)

メッセージ

「研究室の1年」でも述べましたが、本研究室では研究の進め方は個人に任されています。これは自分で積極的に行動しないと無駄な大学院生活を過ごすことを意味しています。自分が本当に好きなこと、やりたいことに専念できるのは人生で最後かもしれません。高い学費を払って、わざわざ生産性のない時間を過ごしたくないですよね。一方で、頑張り次第ではここでの経験が一生の宝になると思います。普通の人が体験できないような野生動物の調査研究ができるのはもちろん、頑張って論文を書き上げた日には人類の知的共有財産として一生学術界に残ります。あなたがおじいちゃん・おばあちゃんになった時、「これ若い頃に私が書いたのよ」と英語論文を孫に見せたら尊敬の眼差し間違いなし!!! ほんと自分の名前が載った英語論文はカッコいいですよ (^^)v

 こんな学生に来て欲しい、こんな学生に向いています

まずは、やる気・行動力のある学生。そしてもちろん、好奇心と生き物好き。

当研究室では教官から研究テーマを与えられ、手取り足取り教えられるわけではありません。教官とディスカッションしながら本人の興味に沿った面白い(かつ実現可能な)研究テーマを見つけて自分で試行錯誤しながらデータを取ります。したがって、自分から動かないと何も進みません。また、実際に野外で生き物を観察している時にアイデアが出てくることも多くあります。ここでは好奇心と観察眼が重要になります。

何か得意なものがあるとなおベターです。例えば、山岳部に所属しておりフィールドでのタフさはピカイチだったり、バードウォッチングが趣味で鳴き声から鳥の種類が分かったり。また、生物と関係ないような数学や物理学も非常に強力な武器になります。生態学の中でも数理生物学という分野があり数学や物理の素養はとても役立ちます。もちろん統計やコンピュータプログラムの技術も重宝します。また、フィールドワークを重視してはいますが、DNA解析やデータ解析も質の高い研究には不可欠です。フィールドは苦手だけど生き物に関わりたい、実験などの作業が好き、という方も是非!