昨年に引き続き今年もメンバーが大幅に入れ替わりました。
メンバーは「3 out、4(+1) in」でダウンサイジング予定のはずが何故か肥大化しています(昨年は「6 out, 2(+1) in」)。
居なくなったのは3人ですが、特に存在感の大きかった渥美君が抜けたので研究室の雰囲気は結構変わると思います。そして貴重な女子、澤田さん。そして超マイペース&ユニークキャラ、ながけん。3人とも方向性は違うけどめちゃくちゃ優秀でした。
渥美君は研究・私生活共とてもアクティブで研究室ブログも頻繁に更新してくれていたのでご存知の方も多いかと思います。他研究室の学生も含めた輪読会なども主催してくれ、研究室をとても盛り上げてくれました。小泉研にいた4年間で5本の原著論文(+岸田さんとの共同研究1本)と1本の日本語総説が筆頭著者としてアクセプトされています。研究遂行能力も認められ見事JSPS海外特別研究員に採択されました。ただ、とても可哀想なことに新型コロナのため渡米できず、実家で足止めを食らっています。。。今、新しい論文を書いているということで進捗期待しています。
澤田さんは学部2年生の時から研究室見学に来てくれて、目的意識とモチベーションが非常に高く、かつハードワークで事務処理も有能。まさに模範的な学生でした。高校生の頃に野生生物保護・管理に興味を持ち、そのためには法規制が重要だと、中央大法学部に入学。普通は生き物好きで保全がしたければ生態学系に進学しそうですが、法学部に進んだ辺りが本当に大事なことが分かってる、って感じですね。学部時代にもかなり勉強したようで環境法を中心に法学の基礎をしっかりと身につけていました(法律を読むのが楽しいとか意味不明なことを言っていました。原著論文の方が難しいそうです。。。)。修士ではペット由来の外来種問題に取り組んでとても重要な成果を挙げてくれました。この研究をベースにエゾシマリスのレッドデータリストが更新されるかもしれません。就職先はかねから希望していた環境省へ!環境省といえども法律もフィールドも両方しっかり勉強してきた人は非常に限られていると思うので、高校生からの夢を叶えるべく日本の自然・野生生物の保全・管理に目一杯貢献して欲しいと思います。
ながけんは、もう色々とスゴくて私が何か言えるお方じゃないですね(笑)地頭の良さはこれまでの学生の中でもピカイチで(物理系)、生態学のセンスも正直全然敵わないと思いました。。。修士論文も非常に面白かったです。
ながけんのコメント、以上!笑
新しいメンバーについては魚・河川系で修士2名のみのつもりでしたが、指導教官が他大学へ急遽異動したため来てくれた博士2年目が1名、サケ科の日周行動が研究したくて研究生を希望してくれた学生が1名、共同指導が1名、の計5人になってしまいました。
博士から来てくれた富田君は以前から輪読会にも参加してくれてたし、研究内容(セミを食べるヒグマ)もキャラも面白いので研究室もさらに盛り上がるかな〜、と。研究生の古澤君は彼の投稿論文関係で知っていたし、興味、やる気、経験ともに小泉研にバッチリだと思ったので受け入れました(いきなり博士課程でも良いよ、って言ったけど本人が研究生から始めたいと希望しました)。共同指導の学生は。。。小泉研を受験したけど落ちちゃった学生です (^^;) 学部生の頃から現M2のハセと一緒にサルミンコーラ(サケ科の外部寄生虫)の研究をしてもらっていたので引き続き、です。彼もポテンシャルは相当だと思います。
新メンバーはおいおいブログなどでキャラが分かると思うので、ここでは詳しく触れません (^.^)
去年、一昨年は研究者志向の人が多くレベルが高かったですが、今年はフィールド志向のナチュラリストが多く、違う方向性でかなりハイレベルな予感がします。
実は小泉研も去年で10周年を迎えました。
私自身も今後20年のライフワークが少し見えてきて全体的に転換期と言えそうです。
新型コロナで色々と規制も多いですが、その中でも面白い研究を続けていければと思います。
今後ともよろしくお願いします。
小泉