福井君の論文がアクセプト!

福井君(D1)の修士論文の一部が Hydrobiologia 誌にアクセプトされました!

Fukui S., May-McNally S., Katahira H., Kitano S. and Koizumi I (2016) Temporal change in the distribution and composition of native, introduced, and hybrid charrs in northern Japan. Hydrobiologia, 783, 309-316

北海道空知川において、在来種アメマス(イワナ属)、外来種カワマス(同じくイワナ属)、および両者の交雑個体の分布や頻度が過去10年間でどのように変化したかを調べた研究です。外来種といえばどんどん侵入してきている印象が強いのですが、本河川においてはむしろ外来カワマスの勢力が衰えているようでした。ただ、純粋なカワマスは減っていた一方で、交雑個体は引き続き確認され、長期的な浸透交雑の影響も懸念されました。詳しくは出版された時にPICK-UPで取り上げます。

ちなみに、第2著者は University of British Columbia から短期留学に来てくれた修士課程(当時)の学生 Shannanです。Shannanは福井君とどっぷりとフィールドに浸かってくれました。それにしても本研究が Hydrobiologia に通ったのはラッキーでしたね。福坊の日頃の頑張りが報われたということで (^^)  おめでとう!