Moi! 国際樹上性リス会議@Finland-学会編-

Moi!!
昨夜、ヘルシンキから帰国しました、KUです。疲れなのか、時差ボケなのか昨夜はなんと13時間も寝てしまいました。修士に入って最長睡眠時間なのではないでしょうか・・・それだけ、フィンランドでの10日間は充実していたのかなと思います。その話を少し徒然なるままに記します。今回は学会について。フィンランドについてや写真は後日、

まず、初めての国際学会ということで全てが新しい感覚でした。フランクな雰囲気、発表の面白さ、研究の規模、研究者間の交流など驚きの連続でした。規模は約60人ほどで、全員が樹上性リスを扱い、互いに顔見知りといった感じで全体的に気さくな学会でした。その中で、自分は新参者であり最初は見向きもされなかったですが、大胆極まる行動の甲斐あって次第に普通になじむことができました。変に互いの年齢や国の壁が無く、好奇心や独自性があれば誰でも輪に入れてくれる雰囲気が日本の学会とは異なる点だと感じました。オリジナリティ、これは非常に大事ですね!!それを常に意識していたことが、この学会を楽しめたコツなんじゃないかと感じています。

発表内容について。
形態、行動生態、個体群動態、認知、寄生虫、都市生態、保全と幅広い内容でした。そして、リスを使って実に多くの研究ができることに驚きました。ただ、一番多かったのは保全に関してでした。生息地破壊、外来種、病気等。純粋な基礎生態の話しは少ないかもしれないです。それは、学生が少なく大御所の先生方多く研究の締めに入っているためかもしれませんが。
自分の発表は不幸にも最終日でした。しかし、非常に満足のいく発表ができました。質疑応答で議論が出来たこと、発表の後に休む時間がないほど多くの人が話に来てくれ、多くのアドバイスをもらうことができました。今後に活かしたいです。こんな新参者の若造の研究に、様々な人が興味をもってくれて話をしてくれる雰囲気がとても心地よかったです。

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まだまだありますが、死にそうに疲れているので、ここで終わります。時間見つけてFinlandでの生活や写真を載せます。最後に、僭越ながら週末にノルウェーに行く同期福坊君に国際学会を楽しむコツをいくつか・・・
①大胆不敵になること→せっかくのチャンスを無駄にしないために
②恥を捨てる→英語が話せないとか関係ないです、Nativeじゃない人がほとんどです
③Originalityをだす→学生、東洋人、日本人にしては英語が話せる、都市生態学で個性に着目している、自分で一からフィールドを作っている、図々しい、これが内田のオリジナリティでした
④自分の研究は面白いと自己暗示すること→発表前に友人がアドバイスしてくれました。こう思うと、必然と発表も楽しくなります

とまあ、楽しかったです。実は死ぬほど悔しいこともありましたが、それはいつかまた。
皆様には学会中に、哺乳類輪読やゼミ等でご迷惑をお掛けしました。お陰様で、色々経験できました。

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Kiitos!!

KU