動物生態学コース

2016年度(4月現在)

教員

教授
高田 壮則/Takenori TAKADA

理論生態学、数理生態学、個体群生態学
数理的手法を用いて植物や動物の生活史や個体群動態について研究を行っている。

准教授
野田 隆史/Takashi NODA

群集生態学、個体群生態学、海洋生態学
おもに海岸生物を対象に、個体群動態や種間関係、群集構造の特徴とその決定機構の研究を担当

准教授
小泉 逸郎/Itsuro KOIZUMI

フィールドベースの動物生態学
サケ科魚類が好きだったので何でも興味を持って調べていました。気がついたら、個体群生態、 集団遺伝、進化生態、行動生態、景観生態、保全生態、と幅が広がりました(理論も少しは分 かります)。鳥類、哺乳類、寄生虫など対象生物もいろいろ扱っています。

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博士課程

野田研D3
濱崎 眞克/Masayoshi HAMASAKI

キタホウネンエビの個体群維持機構の解明
キタホウネンエビは北海道石狩市と本州の下北半島でのみ確認されている春季の一時的な水溜りに発生する節足動物である。 孤立した地域の不安定な繁殖環境において どのようにしてこの種が絶滅を回避し、個体群を維持しているのかを調査する。

野田研D3
浦 巧/Takumi URA

鳥類群集の動態と人間活動の影響 オオバンやバンの行動と設計特性
高校時代(1978年)から釧路市内の春採湖で水鳥の調査を始め、 現在は、釧路湿原、春採湖、石狩平野、札幌市内、多摩川西表島で 鳥類群集、エゾシカなどの動態および人間活動の影響と 共存、バン やオオバンなどクイナ科の水鳥の行動を調査しています。

小泉研D3
山崎 千登勢/Chitose YAMAZAKI

ヤツメウナギ
修士の研究では、北海道千歳川の支流でブラウントラウトと魚類群集の関係を調査していました。 博士課程では、ヤツメウナギの繁殖生態について研究しています。 博士1年目はプロジェクト参加の為、海外渡航中でした。

野田研D3
岩崎 藍子/Aiko IWASAKI

東日本大震災により岩礁潮間帯の生物群集が受けた影響とその回復過程
三陸をフィールドに、地震直後の生態系へのインパクトとその後の遷移過程の変異を過去のデータと比較しながら定量的に解析する予定です。

小泉研D3
乃美 大佑/Daisuke NOMI

カラ類の繁殖生態
フィールドがやりたい!そういってこの研究室に飛び込んでから早3年が経ちました。油田さんから苫小牧のフィールドを引き継ぎ、現在は複数回繁殖をメインのテーマとして研究を行っています。

小泉研D2
内田 健太/Kenta UCHIDA

エゾリスの個性と都市適応
世界規模の急速な都市化に伴って多くの生物が都市に進出しています。そうした生物は、都市特有の行動や生活史を持っていることが近年分かってきました。私は、都市適応する小型哺乳類の一種であるエゾリスの行動や個性に着目して、生物がなぜ、どのように都市に適応しているのかを明らかにすべく研究をしています。生物の不思議に迫ることで自他ともにワクワクできたら最高です。

野田研D2
大平 昌史/Masashi OHIRA

外来種であるキタアメリカフジツボの個体群動態
学部生の頃は別の大学でエゾフクロウの研究をしていましたが、 もっとフィールドベースの基礎生態学を学びたいと思い野田研究室に来ました。 趣味は生き物観察、釣り、動物の標本を作る事です。

野田研D2
金森 由妃/Yuki KANAMORI


小泉研D2
中村 慎吾/Shingo NAKAMURA

通し回遊魚の生理生態学
自然と生き物を観察することが趣味です。 特に川と海が好きでよく行って、釣りをしたり水中映像を撮って楽しんでいます。 魚にも川と海を行き来する種がいて、回遊に関係するホルモンについて研究しま す。

小泉研D2
福井 翔/Sho FUKUI

外来カワマスと在来アメマスの種間関係
最初はフィールドでのサケ科魚類研究に憧れてこの研究室を選びました。今では 毎年100日近くはフィールド調査に出かけています!一生懸命集めたデータを 少しでも早く報告できるように頑張っています!

小泉研D1
渥美 圭佑/Keisuke ATSUMI

見境の無い交尾行動がもたらす進化
種を超えた交尾は、新しい種を生み出したり、進化の可能性をぐっと広げたり、役に立たない雑種が生まれてしまって効率よく繁殖できなかったり...etc.と、様々な結末をもちます。私は、ウグイという不思議な生態をもつ淡水魚を使って、種を超えた交尾がもたらす進化について探っていきます。

キーワード:種間交雑、オス・メス共通の婚姻色、分布重複モザイク、意思決定

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修士課程

小泉研M2
Chris Ayer

外部寄生虫がサケ科魚類の回遊行動に与える影響
こんにちは、クリスです。カナダから来ました(交換留学のため2008年から2009年までと2010年から2011年まで札幌に住んでいたことがあります)。私は淡水の寄生虫とその生態に興味があります。自分が主体となって研究をするのは今回が初めてですが、ラボのメンバーと一緒に頑張りたいと思います。

野田研M2
立花 道草/Michikusa TACHIBANA


学部の時は琵琶湖県の大学にいましたが 幼い頃にときめきを覚えた磯の生き物たちが忘れられず、ここまでやってきました。 僕の名前には「目標にまっすぐ進まず、道草を食え」という願いが込められているらしいので 由来通り、フラフラとした日々を送りたいと思います。

小泉研M2
渡辺 充/Mitsuru WATANABE


「自然が好き!」「フィールドワークがやりたい!」「生態学を学びたい!」と いう気持ちから勤めていた会社を退職し、ここに来ました。生態学に関しては初 学者ですが、本で学ぶだけでなく実際にフィールドに出て、体全体でその面白さ を学びたいです。主に野生動物の保全や行動生態に興味があります。

小泉研M1
Jason L ANDERS

Urban parasitology in small mammals
I have a deep and passionate love for animals and nature, and want to help protect every bit of it I can before we destroy what little we have left. My current research falls into the realm of Urban Parasitology, an emerging field of study. I’m now investigating how the urban environment affects parasite community and prevalence within wildlife populations. I’m interested in how these changes potentially impact conservation efforts of endangered species as well as human health.

野田研M1
織田 さやか/Sayaka ODA


生まれも育ちも北海道。幼い頃から様々な生き物と触れ合ってきました。最高のフィールドで、素敵なメンバーと研究できることに感謝しています。広い視野を持って、何事も恐れず挑戦していきたいと思います。

高田研M1
谷尾 伊織/Iori TANIO

エゾリスの個体群動態
こんにちは。兵庫からやってきた、全然関西弁のでない関西人です。自然が好きで、たまにふらっと自然を求めて遊びに行きます。コーヒーと甘いものが好きで、よくカフェインと糖分を求めてカフェに行きます。

野田研M1
野口 遥平/Yohei NOGUCHI


フィールドワークベースで生態学を勉強したいと思い、ここに来ました。自然の美しさを体感しながら、楽しい研究生活が送れればと思います。フィールドでのたくさんの生物たちとの出会いがとても楽しみです!

野田研M1
藤井 玲於奈/Reona Fujii


本州から流れ流れて、北の大地も早数年。 社会の荒波からは少々背を向けさせて頂きまして、磯で波飛沫と格闘しつつ、 今暫し、生物と戯れたいと思います。

小泉研M1
守田 航大/Kodai MORITA

アメマスの生活史分岐
生まれも育ちも北海道。学部時代を杜の都・仙台で過ごし、再び北の大地へ戻ってきました。アメマスには生まれた河川で生活を続ける個体と海へ下り成長してから再び河川へ戻る個体がいます。彼らの不思議な生き方についてDNAという視点から迫っていきたいと考えています。

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北海道大学大学院環境科学院・地球環境科学研究院
生物圏科学専攻 動物生態学コース