AVP2;1の論文(Onuh and Miwa) をFrontiers in Plant Scienceに発表しました

低ホウ素環境における主根伸長抑制が緩和されたシロイヌナズナ変異体の一つの原因変異がゴルジ体に局在するプロトンピロホスファターゼをコードするAVP2;1/VHP2;1遺伝子の非同義置換であることを見出しました。AVP2;1/VHP2;1の酵素活性や発現は報告されていましたが、植物体での機能は実証されていませんでした。本研究によってゴルジ体での酸性化に関与し、細胞壁ペクチン合成に関わる可能性を示しました。また、ペクチンの減少がホウ素要求性を低下させることを支持する成果です。

Mutations in type II Golgi-localized proton pyrophosphatase AVP2;1/VHP2;1 affect pectic polysaccharide rhamnogalacturonan-II and alter root growth under low boron condition in Arabidopsis thaliana.
Amarachukwu Faith Onuh, Kyoko Miwa
Frontiers in Plant Science 14 1255486-1255486

https://doi.org/10.3389/fpls.2023.1255486