北海道大学 大学院 環境科学院 生物圏科学専攻

フィールドサイエンスの拠点

セミナー・講演会

公開セミナーのお知らせ

2020-12-01

12月8日(火)15時より 地球環境科学研究院 D201 講堂にて、石井 博 氏(富山大学理工学研究部 教授)に以下の講演をして頂きます。
石井さんは送粉生態学の第一人者で、今年「花と昆虫のしたたかで素敵な関係(ベレ出版)」を出版されました。
生物圏科学特別講義 I の一環として講演して頂くものですが、どなたでも当日参加できます。マスク着用の上、是非ご参加下さい。

「マルハナバチタマセンチュウによるマルハナバチ女王の移動分散抑制と、送粉相互作用への影響」
要旨:
マルハナバチタマセンチュウはマルハナバチ女王に感染し、これを不妊化する寄生虫である。本発表では、集団遺伝学的な解析と感染女王の標識再捕獲調査をもとに、マルハナバチタマセンチュウが、宿主であるマルハナバチ女王の移動分散を強力に抑制していることを示したい。さらに、マルハナバチタマセンチュウによる宿主の移動分散抑制が、間接効果を通じて、地域の送粉相互作用にどのような影響をもたらしうるのかを調べた結果も紹介する予定である。

問い合わせ先:工藤 岳 gaku[at]ees.hokudai.ac.jp (※[at]を@に置き換え)

EESセミナーのお知らせ

2019-10-28

日時: 令和元年 12月3日(火) 15:00
場所: 環境科学院 D201

15:00-15:45 越川 滋行(生物圏科学専攻、生態遺伝学コース)
「ハエの翅の模様が作られる仕組み 」

ミズタマショウジョウバエの翅 (撮影 越川滋行)

生き物は様々な模様を持っている。模様がどのように形成されるのか、そして、どのように自然界で機能しているのか、については多くの未解明な点がある。私は共同研究者たちとと共に、翅に模様を持つ小さなハエであるミズタマショウジョウバエを用いた研究を行ってきた。どのような遺伝子の働きによって、またどのような仕組みで模様が作られるのかを理解することを目標としている。これまでに、模様を誘導するシグナルタンパク質の遺伝子と、メラニン合成に関わるタンパク質の遺伝子の働きや発現制御と進化について明らかにしてきた。さらに現在はトランスクリプトーム解析やゲノム編集などの技術を用いて、模様形成に関わる遺伝子ネットワークの全貌を明らかにしようとしている。

15:45-16:30 相場 慎一郎 (生物圏科学専攻、多様性生物学コース)
「ボルネオ熱帯林の多様な姿:標高・土壌条件による変異」

ボルネオ島のキナバル山 (撮影 相場慎一郎)

マレーシア・ブルネイ・インドネシア3か国にまたがるボルネオ島は、世界でもっとも植物多様性が高い場所のひとつである。多様性には1か所での多様性(アルファ多様性)と場所による種の入れ替わりによる多様性(ベータ多様性)という2つの側面があり、ボルネオ島の熱帯雨林はいずれの多様性も極めて高い。ひとくちに熱帯雨林といっても、まず湿地林と非湿地林に分けられ、さらに非湿地林は標高と土壌条件によって異なる森林タイプに分けられ、生育する植物種は大きく異なる。マレーシア領ボルネオ、サバ州には東南アジア最高峰のキナバル山(4095m)があり、高標高域には熱帯山地林という日本の照葉樹林に似た森林が存在する。また、砂質土壌上に成立する熱帯ヒース林や蛇紋岩地の森林など、多様な非湿地林が存在する。山地や特殊土壌上の熱帯雨林ではしばしばマキ科・ナンヨウスギ科の針葉樹が優占し、通常土壌上の熱帯低地林でフタバガキ科広葉樹が優占するのと対照的である。本講演では、このような多様な熱帯雨林の姿について紹介する。

対象:学部生・大学院生 どなたでも聴講自由、途中参加も歓迎です!
連絡先:越川滋行
 

お知らせ

2019-10-28

以下のとおりEESセミナーを開催いたしますので、みなさんのご参加をお待ちいたしております。

EESセミナー

  • 日時: 令和元年 12月3日(火)
  • 場所: 環境科学院 D201
ボルネオ島のキナバル山と麓に広がる熱帯林 (撮影 相場慎一郎)
  • 15:00-15:45 越川 滋行(生物圏科学専攻、生態遺伝学コース)
    • 「ハエの翅の模様が作られる仕組み」
  • 15:45-16:30 相場 慎一郎 (生物圏科学専攻、多様性生物学コース)
    • 「ボルネオ熱帯林の多様な姿:標高・土壌条件による変異」
  • 対象:学部生・大学院生 どなたでも聴講自由、途中参加も歓迎です!

セミナーの詳細

7/25(木)ECCセミナー開催のお知らせ

2019-07-11

Date/Time & Venue

2019年7月25日(木)地球環境科学研究院 管理棟2階会議室       25th July, 2019  Graduate School of Environmental Science, Room E206

【第一部】10:00 – 11:00 植物の形質転換に用いられるアグロバクテリウム属細菌に関する話題

【第二部】16:00 – 17:00 ニューヨークの地下鉄から土壌までの細菌叢の分布に関する話題

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<< Part 1 >>10:00 – 11:00  

Speaker: Dr. Theodore Muth (Brooklyn College, City University of New York)

Title: Agrobacterium tumefaciens Attachment and T-DNA Integration – understanding the “root” to infection of host plants

Summary: While several aspects of A. tumefaciens infection and transformation of plants are well understood, there are questions that remain concerning the attachment of the bacteria to host plants and the integration of T- DNA into the host cell genome. Work from our lab has focused on these questions and has applied novel approaches in an attempt to gain a more thorough understanding of these steps in the infection. 

The standard approach to genetically modify plants relies on Agrobacterium tumefaciens to transfer foreign DNA (T-DNA) into plant cells where it can become a permanent part of the plant cell’s genome and express engineered traits. While A. tumefaciens transformation of plants has been used extensively, there are aspects of the process that are incompletely understood. To study the timing and factors influencing the location of T-DNA insertions, we used a modified adapter ligation- mediated PCR strategy, coupled with next generation sequencing, to identify T-DNA integration sites into the genome of Arabidopsis.

Previous reports examining T-DNA integration have relied on selective conditions, floral dip transformation, artificial virulence induction or use of cultured suspension plant cells. Our approach attempts to closely match natural infection conditions by using cut Arabidopsis root segments infected with uninduced A. tumefaciens and no selection for T- DNA integration events. A more thorough understanding of T-DNA integration will guide future experiments to develop the techniques to engineer plants more efficiently than is currently possible.

世話人:三輪 京子

<< Part 2>> 16:00 – 17:00

Speaker: Dr. Theodore Muth (Brooklyn College, City University of New York)

Title: The Urban Microbiome ? a new census of the city

Abstract: Our recent work using culture-independent (metagenomic) based strategies to study microbial communities shows an unexpectedly high level of biodiversity in urban microbiomes in a number of sites including parks, waterways, subway systems, and green infrastructure installations. The factors underlying the establishment of these diverse communities are not well understood, but it suggests that urban microbial communities represent a significant unknown element of phylogenetic, genetic, and functional biodiversity. A better understanding of these influences on multiple aspects of biodiversity will inform the design, construction, placement, and maintenance of urban environmental elements (such as green infrastructure) to maximize their ecosystem services.  More fundamentally, our work offers a novel platform for exploration of basic science aspects of dimensions of biodiversity.

世話人:森川正章

EESセミナー

2019-04-26

今回のEESセミナーでは、新任の先生お二人にご講演いただきます。どなたでもご参加いただけます。様々な見地から幅広い議論をいただけましたらありがたく思います。

  • 日時:2019年5月9日(木)18:15-19:45
  • 場所:北海道大学大学院地球環境科学研究院D棟D201

講演題目1:哺乳類の味覚と腸内細菌の進化 〜チンパンジーとコアラを追いかけて〜
講演者:早川卓志(環境生物科学部門 生態遺伝学分野 助教)

要旨:
動物は種それぞれに固有の食物に適応している。それは環境から適切な食物を選び出す感覚能力と、それを消化して栄養にする生理機構を持ってるからだ。ゲノム・メタゲノム解析の手法によって、それぞれの動物は種固有の採食様式に最適化された味覚や腸内細菌を持つことが近年わかってきた。演者は、ヒトやチンパンジーを含む植物食に依存した霊長類の祖先で、苦味受容体遺伝子の個数がゲノム中で増加し、植物に含まれている毒の認識に寄与しているようだというということを発見した。苦味感覚適応が野生集団でどのような行動として発現しているかを知るために、野生チンパンジーを対象とした調査もおこなっている。味覚によって適切な食物を選択したあとは、適切に消化して栄養を吸収し、排泄しなくてはいけない。霊長類の糞便に含まれている細菌を次世代シークエンサーによって網羅的に調べるメタゲノム解析によって、採食品目の違いによる適応が生じていることが明らかになった。霊長類から外に目を向けたところ、樹上のユーカリの葉に強く依存しているコアラも、植物食霊長類と同様に苦味受容体遺伝子数が増加しており、適切なユーカリの葉を選択するように進化していることが示唆された。樹上性哺乳類が暮らす森で動物を追いかけて、採食生態に注目してゲノム・メタゲノムを解析する研究を確立していきたい。

講演題目2:生物多様性の見えざる脅威:騒音に対する生き物の応答とその帰結
講演者:先崎理之(環境生物科学部門 生態保全学分野 助教)

要旨:
全球レベルで進行する生物多様性の喪失の抑制は、人類共通の喫緊の課題である。従来、生物多様性喪失の主要因として、気候変動や生息地の分断化等の土地利用変化が注目されてきた。しかし近年、陸海双方に蔓延する騒音汚染の深刻な現状が明らかになり、生物多様性への騒音の影響が懸念され始めてきた。本講演では、騒音に対する動物の応答を、行動から群集レベルに至るまで調べてきた演者の研究を紹介し、生物多様性への騒音の影響の帰結を考える。なお、本講演では、カエルや鳥といった脊椎動物のみならずバッタやトンボといった無脊椎動物に関する話題も扱う。学生を含む様々な生物に興味を持つ方々の聴講を歓迎したい。

連絡先:北海道大学大学院地球環境科学研究院 生態遺伝学分野 越川滋行
koshi*ees.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてご入力ください)

EESセミナー開催のお知らせ

2019-03-26

講演題目:甲虫の武器が高い栄養応答性を示すメカニズム

講演者:岡田泰和(首都大学東京 理学部 動物生態学研究室 准教授)

日時:2019年(平成31年)4月5日(金)17:00-18:00

場所:北海道大学大学院地球環境科学研究院D棟D103

要旨:

シカやカブトムシの角など,性選択形質の大きな特徴は,体の一部の巨大化である.これに加え,性的な武器や装飾は,その発生・発達の過程で,体の一部が鋭敏に栄養状態に応答するように作られていることも大きな特徴である.性的形質が”個体の質を正しく反映する”という上で栄養応答性の高さは重要であり,種を超えた共通の性選択形質の特徴となっている.本研究では,オスが大アゴを武器として用いるオオツノコクヌストモドキ(Gnatocerus cornutus,以下オオツノ)という甲虫を用いて,栄養応答性の主要なメカニズムのひとつと目されているインスリン経路に注目した.昆虫ではインスリンや受容体をコードする遺伝子は多様化しており,種によって数は異なるが,ほとんどの昆虫は複数のリガンドや受容体を持つ.本講演ではオオツノが持つインスリン経路の主要な遺伝子について,コピー数や配列を整理し,それらの発現解析やRNAiによる機能解析により武器サイズを決める因子を解析した研究を紹介する.インスリン経路は動物では広く保存されている,という見方が一般的だが,経路を構成する個々の遺伝子は多様化が進んでおり,その多様化が性的形質の獲得や多様化を促進した可能性について議論したい.

連絡先:北海道大学大学院地球環境科学研究院 生態遺伝学分野 越川滋行koshi*ees.hokudai.ac.jp(*を半角@に変えてご入力ください)

10月1日(月)EESセミナー開催のお知らせ

2018-09-20

菌類をめぐる窒素動態に関する研究で著名なNew Hampshire大のErik Hobbie博士にご講演いただきます。皆さま奮ってご参加ください。

ポリコムも使用できるようにします。ポリコムでの参加を希望される場合、事前に福澤までご連絡いただけるとありがたいです。(HD1に接続予定)

日時:10月1日(月)15:00~16:00

場所:北方生物圏フィールド科学センター(農場)1階大会議室

講演タイトル:Strategies and resource acquisition of ectomycorrhizal fungi and wood decay fungi in forest ecosystems

(In English)

We will have a seminar by Dr. Erik Hobbie. He studies fungal functioning by using nitrogen dynamics. I hope many people come and join us. Polycom from branch office is available. I am glad if you inform me befor when you want to attend via Polycom (we will connect to HD1).

Date: 1 October 15:00~16:00
Place: Large conferece room (1st floor) in Field Science Center for Northern Biosphere (Experiment Farm)

Title: Strategies and resource acquisition of ectomycorrhizal fungi and wood decay fungi in forest ecosystems

Abstract:

We present two case studies of fungal functioning in forest ecosystems. In the first, we investigated functional differences in six taxa of decay fungi during a long-term log decomposition study (Oregon, USA) by studying elemental, isotopic, and compositional patterns in wood, cellulose, and sporocarps. Partitioning between protein and non-protein pools in mycelia prior to sporocarp formation controlled sporocarp δ15N relative to N sources. Radiocarbon measurements separated fungi into heartwood colonizers (Fomitopsis and Hericium, ~60-year-old carbon) and sapwood colonizers (Mycena (7 years), Hypholoma (11 years), and Trametes (11 years). Mycena and Hypholoma appeared to assimilate some 13C-enriched sucrose in sapwood rather than just cellulose. The six taxa varied widely in their chemical composition, as assessed by pyrolysis GC-MS; these compositional differences correlated with functional growth strategies. From these measurements, we improved the quantitative and conceptual understanding of functional differences of wood decay fungi. In the second study, we assessed how nitrogen (N) availability affected ectomycorrhizal functioning in two long-term (6-40 years) N addition experiments in Pinus sylvestris stands in Sweden. Sporocarp production declined dramatically with N fertilization but recovered slowly after fertilization stopped. Both sporocarp C/N and soil C/N increased with fertilization, implying that N uptake per unit fungal growth increased and then declined after fertilization had stopped. Fungal and soil d15N patterns across treatments identified fungal N sources, with N acquisition primarily from the S horizon for Paxillus involutus and Suillus variegatus, from the F horizon for four Cortinarius taxa and Lactarius rufus, and from the H horizon for Cortinarius traganus and Russula aeruginea. Taxa with proteolytic capabilities were particularly sensitive to N fertilization. These analyses illustrated that responses of fungal taxa across these fertilization gradients depended on the horizon of N acquisition and on N acquisition strategies.

Contact: Karibu Fukuzawa

E-mail: caribu@fsc.hokudai.ac.jp

Tel: 01656-5-3216 (Nakagawa Experimental Forest)

福澤加里部

EESセミナー開催のお知らせ(9月14日)

2018-09-11

日時:9月14日(金)16:00-17:30
場所:北海道大学環境科学院 D102教室
講演者:近藤倫夫(東北大学生命科学研究科)
タイトル:生物群集の構造と動態をどう理解するか

要旨:生物群集は多種間の相互作用によって駆動される複雑なシステムである。生物群集を種間相互作用ネットワークとして捉えることで、その構造と動態を理解しようとするアプローチが取られてきた。しかし、種間相互作用はスケール依存性と時空間的な変動性を合わせ持つため、その評価は容易ではないし、群集動態と結びつけることはさらに困難を極める。本講演では、個体群動態の時系列データから出発して種間相互作用や群集動態、それらの間の関係を評価するアプローチを紹介する。さらに、このアプローチがもたらす新しい応用生態学の可能性について議論したい。

講演者の近藤倫夫先生(東北大学)は理論生態学の第一人者でScience, PNASなど多数の一流誌に成果を発表しています。
https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/research/teacher/detail.html?id=45517

最近は理論の実証にも精力的に取り組んでおり、海の魚類群集の安定性に関する研究が今年のNatureにも掲載されています。
http://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-1475.html

本講演ではこの論文の根幹となる群集動態を理解する新しいアプローチについてお話して頂けます。

今回は震災の影響が残る中、北海道までお越し頂きました。
皆さまも復旧などいろいろと大変かと思いますが、しばし震災のことを忘れてサイエンスについて熱く議論できればと思います。

なお、セミナー後には懇親会を予定しています。
お店の予約が難しい状況となっていますので、参加希望の方は【9月13日(木)夕方5時までに】小泉までご連絡下さい。
itsuro@ees.hokudai.ac.jp

皆様のご参加をお待ちしております。

小泉逸郎

EESセミナー開催について(9月12日)

2018-08-27

環境分子生物学セミナー(第21回)/ EESセミナー

講演題目:冬眠を可能とする長期寒冷下での全身可逆的リモデリング

講演者:山口良文 教授(北海道大学 低温科学研究所 冬眠代謝生理発達)

日時:平成30年9月12日(水)15時00分〜16時00分

場所:北海道大学理学部5号館8階813号室

要旨:
冬眠は、長期にわたる寒冷・飢餓などの過酷な環境を、代謝を極限まで抑制し、蓄積した体脂肪を主な燃料としながら低体温状態で乗り切る生命現象である。 ヒトをはじめとする多くの哺乳類は冬眠できないが、クマやリス、ハムスターなどの一部の哺乳類は低体温状態で生存できる「冬眠動物」である。 しかし、冬眠制御機構は未だ殆ど不明である。その解明は、知的好奇心を満たす基礎生物学的意義を有するのみならず、生活習慣病や臓器保存への応用、人工冬眠法の開発など、医学展開も期待される、21世紀の生物学に残されたフロンティアといえる。 私たちは、冬眠する哺乳類であり実験的操作が比較的容易なシリアンハムスターを用いて研究を行なっている。本講演では、冬眠の基礎知識から、シリアンハムスターが長期寒冷刺激に反応して行う、白色脂肪と骨格筋の可逆的リモデリングについて紹介する。

主催:大学院地球環境科学研究院 環境生物科学部門 環境分子生物学分野

共催:日本生化学会・北海道支部

連絡先:大学院地球環境科学研究院 環境生物科学部門 環境分子生物学分野
森川正章(電話:011-706-2253, morikawa@ees.hokudai.ac.jp

シンポジウム開催のお知らせ

2017-10-02

シンポジウム「生物多様性:メカニズムとその影響」
日時:10月27日(金)
会場:北海道大学地球環境科学研究院
みなさんのお越しをお待ちしております。

Symposium:
Biodiversity: mechanisms and consequences

11:30-17:30 Friday, 27 October 2017
Room A809 Faculty of Environmental Earth Science (EES),
Hokkaido University, Sapporo.

Organizer: Takashi Kohyama & Takenori Takada (EES)

Organized taking the opportunity that Claire de Mazancourt, I Fang Sun and Michel Loreau are in Sapporo. Everyone welcome!

11:30-12:00

Claire de Mazancourt
(French National Centre for Scientific Research, Paris)
“Invariability: measuring and understanding the effect of biodiversity on ecosystem stability”

12:00-13:00
Lunch break @Room A807

13:00-13:40

I Fang Sun
(National Dong Hwa University, Hualien; EES Hokkaido University)
“Plant reproductive decision-making and its consequence in a changing world: insights from a subtropical rain forest”

13:40-14:00
Osamu Kishida (FSC Hokkaido University)
“Growth of larval salamanders determines trophic interactions in a pond community”

14:00-14:20
Yoshio Masuda (EES Hokkaido University)
“A solution for Hutchinson’s paradox in simulated 3D oceanic
environments: coexistence of several dozens of similar phytoplankton
species at a point”

14:20-14:40
Shigeo Yachi (CER Kyoto University)
“How community-based ecosystem restoration can guarantee watershed-scale sustainability: origins and overcoming of scale mismatches in social-ecological dynamics”

14:40-15:20
Tea break @A807

15:20-15:40
Makoto Kobayashi (FSC Hokkaido University)
“Feeding behavior of detritivore determines the plant and soil response to climate warming”

15:40-16:00
Masahiro Nakamura (FSC Hokkaido University)
“Global warming effects on insect-plant interactions in tall trees of
northern forest”

16:00-16:20
Gaku Kudo (EES Hokkaido University)
“Expansion of dwarf bamboo in Japanese alpine ecosystems and its impact on biodiversity”

16:20 -17:00

Michel Loreau
(Theoretical and Experimental Ecology Station CNRS, Moulis)
“Linking biodiversity, ecosystems, and people across scales: challenges for ecology and sustainability”

17:00-17:30
Closing discussion

No registration required. We would appreciate your (while not students.) small donation for lunch and tea.

Contact: kohyama@ees.hokudai.ac.jp

研究院アワーのお知らせ (EES seminar)

2017-07-27

9月5日(火) 14:00 – 14:40 環境科学院D101にてEESセミナーを行います。
奮ってご参加ください。

[演題] 見えないものを「みる」!質量顕微鏡の開発と応用例

[講師] 新間秀一先生(大阪大学工学研究科生命先端工学専攻)

[日時] 2017年9月5日(火)14:00-14:40

[場所] 北海道大学大学院地球環境科学研究院D-101室
     (札幌市北区北10条西5丁目)

[共催] 日本生化学会・北海道支部

[講演要旨]
 イメージング質量分析(IMS: imaging mass spectrometry)は二次イオン質量分析法を用いた、材料を対象とする表面分析法を基にしており、1990年代半ばにLAMMA(laser microprobe mass analyzer)のコンセプトをマトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI:matrix-assisted laser desorption ionization)に適用しR.M. CaprioliやB. Spenglerらにより生体分子の可視化が初めて行われた[1, 2]。
 発表当初、質量分析法におけるタンパク質のイオン化でノーベル化学賞が受賞されたことから、多くの研究者がタンパク質のイメージングを目指したが、現在では生体内小分子(代謝物や脂質)ならびに薬物などのイメージングが主流となっている。
 本講演では、まずIMSの方法について概説し、日本におけるIMS研究の先駆けとなる質量顕微鏡の開発コンセプト(図1)や開発エピソードについて取り上げ、質量顕微鏡の治験への導入例を紹介する。また、演者のグループで最近取り組んでいる生薬やバイオフィルムに対するIMSの測定例についても簡単に紹介したい。

[参考文献]
1. Caprioli R.M. et al., Anal. Chem., 69, 4751 (1997).
2. Spengler B. et al., J. Am. Soc. Mass Spectrom., 13, 735 (2002).

[連絡先] 森川 正章
北海道大学大学院地球環境科学研究院
TEL: 011-706-2253, FAX:011-706-2253
e-mail: morikawa@ees.hokudai.ac.jp

Fritz Schweingruber博士セミナー開催について

2017-04-07

下記の通りセミナーを開催しますので是非ご参加下さい。

演者のFritz Schweingruber博士は、Swiss Federal Research Instituteの名誉教授で年輪年代学と植物解剖学の大家です。”Tree Rings – Basics and Applications of Dendrochronology”など多くの著書を出版しています。今回は北海道での調査のため来日されます。
Jiri Dolezal博士は、チェコ科学アカデミー植物学研究所・研究員兼南ボヘミア大学准教授で専門は植物生態学です。現在、客員准教授として低温科学研究所に滞在しています。2003年に北海道大学大学院・地球環境科学研究科で博士の学位を取得しています。

日時: 5月30日(火) 15:30~17:00
場所: 地球環境科学研究院 A棟8階 A809室
講演タイトル: How old are herbaceous plants and how fast they grow? Introduction to ecological plant anatomy
演者: Fritz Schweingruber(1) and Jiri Dolezal(2)

(1) Swiss Federal Research Institute WSL, Birmensdorf, Switzerland
(2) Institute of Botany, Academy of Sciences of the Czech Republic, and Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University, Japan

講演要旨
Age structure, maximal longevity and growth rates are key attributes which scientists wish to know in most living organisms in order to understand their demography, ecological adaptations and responses to ongoing environmental changes. In the Plant Kingdom, surprisingly, these parameters are missing for most taxa. Most studies have focused on temperate woody plants while comprehensive data on extra-temperate species from e.g. cold alpine or warm tropical areas are rare. There is therefore an urgent need for a global-scale assessment of plant age and growth dynamics across ecosystems and evolutionary linkages. Recent advances in the anatomical assessment of distinct annual rings enables growth histories and age information to be precisely determined in the majority of dicot species, even in plants with a root collar thinner than 1 mm. The lecture will introduce “state of the art” in anatomical and age research in herbaceous plants, similarities with classical tree dendro-ecology and dendro-climatology, with examples from the High Arctic, Himalayas and Tropical Africa.

略歴
Fritz Schweingruber is a Professor Emeritus at the Swiss Federal Research Institute WSL, Birmensdorf in Switzerland. Published more than 160 scientific papers and 13 books on dendrochronology and anatomy of plants, currently working on monocots, alpine and aquatic plants.

Jiri Dolezal works at the Institute of Botany, Czech Academy of Sciences. Published more than 100 scientific papers on plant responses to climate and land-use changes. Graduated from Hokkaido University (supervised by Prof. Toshihiko Hara) where he is currently a visiting Associate Professor at the Institute of Low Temperature Science.

問い合わせ先
原 登志彦
〒060-0819札幌市北区北19条西8丁目
北海道大学 低温科学研究所 生物環境部門
TEL&FAX: 011-706-5455
EMAIL: t-hara@pop.lowtem.hokudai.ac.jp
http://www.lowtem.hokudai.ac.jp/plantecol/

北海道大学 大学院 環境科学院 / 地球環境科学研究院

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